子ども部屋は何歳になったら作るといいのか #家族のステージに合った家づくり

家族・人間関係

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2020.06.21

「自分の部屋が欲しい」小学生になって、お子さんがそう言い始めるご家庭もあると思います。でも「まだうちの子はひとりで眠れないし」「お部屋をつくったらそこで勉強してくれるかな」といろいろ考えますよね。

今回は、お子さんの成長に合わせた子ども部屋つくりのガイドラインをご紹介します!

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せっかく作ったのに、子ども部屋が物置に!?

いろんな子育て家庭にうかがっていると子ども部屋を上手に活用できていないというお悩みをよく聞きます。
とくに多いのは、そこで勉強をしてくれない、夜怖がってひとりで寝てくれない、散らかって片付かない、というもの。

じつは子ども部屋って使いこなすのが案外難しいのです。
そこで、お子さんの成長に合わせて少しずつお部屋の役割をステップアップさせていくことをおすすめしています。

10歳くらいまでは身支度とひとり寝の練習スペースとして!

子ども部屋をつくるとなると、まず学習デスク、ベッド、衣類収納、本棚、などすべての要素を盛り込んで完成させると思います。
でもそれだと、部屋でやることが多すぎて小さいお子さんだと寂しさを感じてしまうことも。いきなりすべて自立するというのはもしかしたらハードルが高いかもしれません。

そこで、最初に用意してあげるのはベッドと本棚。

つまり「寝室」としてお部屋をスタートさせるのです。
低学年のうちはリビング学習をするご家庭も多いと思うので、使わない学習デスクは置かずに眠ったり、身支度や自分の物を片付けたりする練習をするための部屋にしましょう。

10歳、と書いていますがお子さんによって個性があります。
もっと早く次のステップに行ってもいいし、もっと遅くてもいいのです。お子さんの様子をよく観察しながら次のステップに進んでください。

「部屋で勉強したい!」と言い出したらデスクを準備してあげよう!

大切なのは、お子さんのペースに合わせてお部屋をつくっていくこと。

リビング学習ではなく「自分の部屋で勉強したい」というようになったら、その時に勉強机を準備してあげるといいでしょう。お子さんのメッセージは、デスクをちゃんと使いこなせるイメージができているよ、という合図なんです。

子ども部屋は「自立」の第一歩

ひとことにお部屋づくりと言っても「つくった部屋を子どもに与える」というのではなく「子どもを観察しながら、話し合いをしながら一緒につくっていく」と気持ちよく使うようになります。
子ども部屋は、寝たり勉強をしたりするだけではありません。そこは子ども自身が自分と向き合ったり、空想にふけったりと自立に向けて心の準備をする空間でもあります。
いっしょに、心地よいお部屋を考えてあげてください。

三木 智有
NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家 子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。
NPO法人tadaima!:http://npotadaima.com/

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。著書に『家族全員自分で動く チーム家事』がある。

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