出番の少ない冠婚葬祭グッズの収納は「まとめる」「Doで考える」がポイント!急なときも慌てないために

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2020.07.27

袱紗(ふくさ)や数珠、筆ペンなどの冠婚葬祭のグッズはどのように片付けていますか?
1年でもあまり出番のない冠婚葬祭グッズはまとめてしまっておくことで、慌てずに対応できます。今回は必要なときに慌てずに取り出せる「冠婚葬祭グッズの収納」についてお伝えします。無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに教えて頂きました。

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【冠婚葬祭グッズの収納】小物類はすべて1箇所にまとめておく

袱紗や祝い袋、バックやストッキング、筆ペンなど一式すべてここに入れておくと便利ですよ!

冠婚葬祭で使う小物は、急に必要になることもあります。だから、片づける上で大切なのは「集めること」です。小物類は1箇所にまとめておきましょう。

私が使っているのは小さなトランク。この中に、冠婚葬祭でつける真珠のネックレスや、結婚式のドレスに合わせたバッグ、喪服用のバッグ、夫の結婚式用ネクタイなどすべてをまとめています。

あちこち探さなくても、ここだけ見れば大丈夫という状態にしておくと、必要になったとき迷いません。

トランク以外ではダンボール製の箱もおすすめです。バンカーズボックスなど積み重ねられるものを選び、ラベルも作っておくといいでしょう。クローゼットや押入れの空きスペースに入れておけます。

【冠婚葬祭グッズの収納】片付ける時は「Do」を基準に考える

収納作りのコツは「Do」で考えることです。「Do」は英語の“すること”から来ています。つまり、行動をヒントにして収納場所を決めていくのが大切です。

たとえば、結婚式にお呼ばれをしたとき。あなたは何をしますか? ドレスやアクセサリー、バッグなど身につけるものを用意しますよね。

それから新札を下ろしてきて、ご祝儀袋を買って、書きます。人によっては筆ペンをそのために買う人もいるかもしれません。

このように、お呼ばれにはたくさんの「Do」が隠れています。これを1つひとつ見つけて、必要なものをあらかじめ収納ケースにセットしておけば、慌てることはありません。

身につけるものをまとめておくというお話は書きました。あとで詳しく説明しますが、新札もこっそりと収納ケースに入れておきます。それからご祝儀袋! 1年あたり5枚程度、いろいろなデザインのものを買っておくと便利です。

書くために必要なものも入れておきましょう。筆ペンや、ご祝儀袋用の浸透印スタンプなども売られています。

とにかくこの箱を開けたら書ける! そういう状態にしておきます。

ご祝儀袋や返信状の書き方のように、マナーを調べなければいけないものがあります。それはノートにまとめておくと安心です。普段、ノートをつける習慣がない方は、紙に書いて、この冠婚葬祭セットの中にしまっておくのもいいでしょう。

また、ドレスや着物をレンタルしている場合は、届いてから返却までの手順を書いたマニュアルを作っておくのも一案です。

参考:都度調べないために。マナーブックの作り方

【冠婚葬祭グッズの収納】ご祝儀予算はあらかじめ用意しておくと慌てない

上でも少し触れましたが、冠婚葬祭セットの中には、お金もこっそりしまっておきましょう。

結婚式にお呼ばれしたときには、新札が必要になりますよね。その都度銀行に行くのは手間がかかります。そこで、年間10万円などとあらかじめ予算を決めて新札をおろしておきます。

用意したご祝儀予算をこのセットに入れておけば、招待状が届いたその日でも、すぐにご祝儀を用意しておくことができます。

この仕組みを続けるために大切なのは、新札を用意するタイミングです。

私は、毎年12月を新札準備期間としています。前年下ろしておいた予算が余ったときは、貯金用の通帳に移します。そして、新たに10万円の新札を下ろしてきます。

こうすると、あらかじめ10万円をなかったものとして生活することになるので、ご祝儀の必要がなかった場合は貯金が増えていきます。

あまり出番がないとはいえ、マナーのためにもしっかり準備したい冠婚葬祭の機会。
冠婚葬祭グッズの収納は「まとめる」「Doで考える」を基準にしっかり備えておくと、急な機会にも慌てずに対応できますよ。
ご自宅の収納を見直すときに、ぜひ思い出してみてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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