面倒な調べ作業をなくして、お祝いごともお礼の手紙も今すぐ書けるようになる! マナーブックのつくりかた

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 面倒な調べ作業をなくして、お祝いごともお礼の手紙も今すぐ書けるようになる! マナーブックのつくりかた

2020.06.30

大人としてマナーや常識はしっかりわきまえておきたいですよね。
今回は冠婚葬祭のときにいつも慌ててしまう方のために、マナーブックのつくりかたをご紹介します。
教えてくれるのは、無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。

冠婚葬祭にまつわることを記録しておくひと手間で、次から調べたり探したり、迷ったりしないですみますよ。

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調べ作業をなくせば、冠婚葬祭の準備にすぐ取りかかれる

結婚式にお呼ばれするのはうれしいものです。当日が心待ちになります。でも、そのための準備はどうでしょうか。返信はがきを送ることや、当日までのご祝儀の用意などに手間取ったことはありませんか?

私も自身もそうでした。返信はがきは期日直前に慌ててポストへ投函。結婚式前日にご祝儀袋や筆ペンを買い、翌日の準備を後回しにして名前を書いて……なんていうこともありました。また、お礼状もタイミングよく送ることができませんでした。

冠婚葬祭にまつわるさまざまな家事は、先延ばしにされがちです。それはどうしてかというと「わからない」のが原因だと私は思います。

毎日の家事のようによく行うことは、頭で覚えなくても体が覚えていきます。一方、冠婚葬祭にまつわる作業は、年に1、2回あるかないかといったところ。前回の記憶を遡ると、1年以上前だということもあるはず。

だから、うろ覚えで自分のマナーに自信が持てません。前に調べたことを、何度も何度も、その都度調べ直す必要が出てきます。たとえば、返信はがきの書き方や、お礼状の書き方など。また、内祝いをいつまでに送ればいいのかといった期限のマナーもそう。

この調べ作業こそが、先延ばしの原因です。逆にいうと、これらの「わからない」をなくしてあげれば、期日のずっと前に返信はがきを投函したり、早めにご祝儀袋を渡せる状態を整えておけたりします。

年に数回しかないことだからこそ「マナーブック」を作って記録しよう

調べ作業をなくすためにおすすめしたいのは「マナーブック」作りです。

ご祝儀の書き方や返信はがきの書き方といった、これからも調べそうなことをノートにまとめておくのです。

返信はがきやご祝儀袋の場合、もしあれば実物のコピーを貼りつけるのがおすすめです。自分の住所や名前で書き込んでおき、これをそのまま真似すれば大丈夫!という段階にまで仕上げておきます。

サンプルの名前が書かれたものだったら、それを自分の情報に置き換えて書く必要があります。でも、最初から自分の情報が書いてあれば、あとはそれを真似して同じように書くだけで終わりです。

Myサンプルができたら、色ペンなどでマナーの補足を書いていきます。

私が使っているのは、A5サイズのルーズリーフとバインダーです。家事にまつわるさまざまな情報を「家事ノート」としてこの1冊にまとめているため、マナーブックもその一環として作りました。

でも、使うのはどのようなノートでも構いません。実物を貼ることを考えるとA5サイズがちょうどいいと思います。綴じノートなら、分厚いものでなく薄いものでも十分でしょう。

マナーブックのつくりかた 私の3つの実例を紹介

①返信はがきのマナー

②ご祝儀袋のマナー

③季節の挨拶

マナーブックの私の実例をご紹介しました。

季節の挨拶は、まとめておこう

最近は手紙を書く機会がめっきり減りましたね。でも、たとえば夫の会社の上司だったり、親戚だったりには、やはりお手紙での挨拶が丁寧なこともあります。

そういうときに先延ばしにしないよう、こうして季節の挨拶をまとめてあります。

もし字を書くのが苦手、という方はテキストをパソコンで打つ、マナー本のコピーなどもいいと思います。マナーについての本はたくさん出ています。でも、その中で自分にとって本当に必要な情報は、意外と多くはありません。
だからこそ、自分に合わせたオーダーメイドのマナーブックを作っておくのがおすすめです。ひと手間かかりますが、次のお呼ばれの機会などに、きっと過去の自分に感謝したくなりますよ。

自分だけのマナーブック、ぜひつくってみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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