「プレレシピノート」は、「未挑戦レシピ」を初めて作る前と食べた後に書く!
最初に「プレレシピノート」を書くタイミングは、「未挑戦レシピ」を作る前です。
私は1つの料理に見開き1ページを使っています。左ページの上側には料理名、続けて材料と分量を書きます。右ページには、作り方の手順を簡略化したものを書いていきます。
初めての料理を作る前にメモする。これを守るだけで、実は料理の時短に繋がります。調理中に何度も料理本を見る必要がなくなるからです。一見手間に思えるかもしれませんが、一度読んでメモを取ると、手順そのものがざっくり頭に入ります。
次に書くタイミングは、食べた後。「ちょっと味が薄かった」などの感想をメモできると完ぺき!
実は、今までは適当な紙の切れ端にこの作業をしていました。でも、せっかくメモしても気づくとなくしてしまい、次に作るときは役立てることができなかったのです。その点、ノートならなくしません。
上の画像では、みなさんが読みやすいように丁寧に書いています。でも、「プレレシピノート」は自分だけがわかればいいので、丁寧に書かなくても大丈夫。大切なのは情報を残すこと。美しくまとめることではありません。
ノートを使って「研究中レシピ」を“うちの味”に練り上げていく
さて、「プレレシピノート」の本当の役割は、ここからです。
しばらく時間が空いて、また同じものを作ってみたくなったときに役立ちます。スマホでレシピ名を検索する必要も、どの料理本に載っていたレシピなのか調べる必要もありません。このノートを開くだけです。
「研究中レシピ」は、「リピレシピ」になれなかったものです。初めて作ったときに、なにかが“うちの味”に満たなかったということ。味の濃さかもしれませんし、できあがり量や、それぞれの素材の量かもしれません。組み合わせが微妙だったのかも。
初めて作ったときに「なにかが違う」と気づいたことをメモに残し、2度目に作るときに変えます。同時に、ノートのほうにも修正を加えます。たとえば、分量が大さじ1だったものを大さじ2にしたら、ノートにもそれをメモする。また、前回と違う食材でアレンジできないか調べて、試した代用食材を書いておく。
上の画像では、右ページに気づいたことと修正点をメモしてあります。
こんなふうに、記録しながら何度か作ることで“うちの味”へと練り上げていくのに役立ちます。調べ直したりせずに、レシピのバージョンアップができるとういわけです。
「リピレシピ」になったときは、最終的に決まった分量や材料に目立つように印をつけておきましょう。そうすれば、「プレレシピノート」1冊だけでもレシピとしてしっかり活躍してくれるので、きちんとしたレシピノートを作るのは面倒だという人にもおすすめ。
初めて作る料理も、おいしくするための研究を重ねながら「プレレシピノート」に情報を蓄積していけば、「リピレシピ」に。手間をかけずに楽しみながら、料理のレパートリーが広がっていきますよ。
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