答え「意味は同じ、でもその後の行動が違う!」
「おざなり」も「なおざり」も、両方意味は「いい加減な対応」と同じ。だからこそ、どっちを使っても正しいんじゃないの、と思い込んでいませんか?
でも実は、二つの言葉には大きな違いがあるんです。
例えばこの文章
「今日のお夕飯は、『おざなり』だった」
「今日のお夕飯は、『なおざり』だった」
一見2文とも、「ちょっと手抜きなものを『作ってしまった』」のように読み取れますが、実は大間違い。この意味を表しているのは「おざなり」だけ!
「なおざり」の文を解説すると「今日のお夕飯は、ほとんどなにも作らなかった」になるんです!
「おざなり」も「なおざり」もアナグラムのため、会話の中に出てきても、大抵は「おざなり」の意味として無意識に聞き流している人も多いと思います。
親しい人や友人間だったら、それでも問題ありませんが、もしこれが、仕事の企画書や報告書だったらと思うと……恐怖ですよね。
文/池田ゆき
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