ペットを飼っている方必見!ペットの老化のサインと対策|大切な家族の一員だから確認してほしい

家族・人間関係

www.photo-ac.com
 犬

2020.12.02

動物医療が進みペットの寿命も伸びてきていますが、それでも老化は止められません。見た目は可愛いままでも成長する限り老化は進んでいきます。日常生活では気をつけて観察していないと気づけないような老化のサインがたくさんあります。 今回はその中からいくつかペットの老化の兆候と対策について、ペットケアアドバイザーの視点からお話ししていきます。「老化だから仕方ない」で済まさずに、ケアしていけるところは改善していきましょう。

広告

ぺットの介護に大切な心構え

ぺットの介護についての心構え

老化の兆候についてお話ししていく前に、ぺットの介護をするにあたって大切なことについて少しお話ししていきます。

みなさんはぺットの介護は何のために行うものだと思いますか?
もちろん、飼い始めた以上は責任がありますから介護するのは当然なことではあります。
その上で介護の目的をしっかりと把握しておくことで、ペットにとっても介護者である飼い主にとっても「つらい」とか「大変」だけに思えてしまう介護生活の捉え方が少し変わってくるかもしれません。

ぺット介護の一番の目的は、“ぺットの生活の質を維持すること”です。

“ぺットの生活の質”というのは、

  • 自力で食べる
  • 自力で歩ける
  • 自力で排泄する

この3つのことで、何気ないことに感じてしまいますが生きていくのにとても重要なことです。
この生活の質をできるだけ高く維持できるように早いうちから老化の兆候を見極めてケアしていくと、老化の進行を遅らせることも可能と言われています。

ただし、進行を遅らせることはできても、老化を止めることはできません。
老化は病気ではないので「治すのではなく付き合っていくもの」と受け止めておくことも大切です。

ペットの老化のサイン

ぺットの老化のサイン出典:www.photo-ac.com

ペットの老化を示すサインはとても多くありますが、毎日同じ環境で暮らしていると気づきにくいのも確かです。
しかし日頃から生活習慣などを気をつけておくだけでも後々の介護がしやすかったり、ペット自身のつらさを軽減できる場合もあります。

一般的に犬や猫は7歳を超えると「シニア」と呼ばれ、見た目にはわかりづらくても少しずつ老化は進んでいきます。
高齢に限らず、飼い主は日頃からぺットの体調管理には気をつけていかなければなりませんが、シニアのぺットは特によく観察してあげましょう。

  • 素早く動けなくなった
  • わずかな段差を避けるようになった
  • 音に無反応、または過剰に反応するようになった
  • 食にむらがあったり異常に増進したりする
  • 意味もなく歩き回るようになった
  • トイレ以外で排泄するようになった
  • 家具などにぶつかることがある
  • 夜中に鳴き続ける

これはほんの一部ですが、代表的と言える老化の兆候です。
老化だと思っていたことが実は骨格や内臓の異常が原因だったということもあるので、見極めることがとても重要です。
少しでもおかしいと思ったらかかりつけの動物病院に相談してみましょう。

高齢ぺットのためにできる対策

高齢ぺットのためにできる対策

高齢ぺットのためにできる対策は、先ほど書いた老化のサインによって異なることもありますが、ペットと暮らし始める時点で考えておいたほうが良いこともあります。

例えば、高齢になってくるとペットが自力でトイレまで行くことが難しくなるケースがとても多いです。
そういったときに散歩で外に出たときにしか排泄ができない癖がついてしまうと、介護の際にも困難になってしまうことがあります。
また、トイレの位置についても、介護が必要になってから変えるのではペットにとって負担になります。
トイレの位置をはじめとする飼育場所については、飼い始め当初から老後の介護までを考慮して決めるのが望ましいです。

更に、ペットの健康管理、安全、介護のしやすさを考えると一定のエリアにペットの生活スペースを集約することが良いでしょう。
部屋ごと分けてしまう飼い主もいますが、この方法だとペットが飼い主との触れ合いが少なくなり不安になったことで夜鳴きを誘発する可能性も高いです。
介護用サークルを利用するなどして、可能な限り家族の集まる場所に高齢ペットのための生活スペースを用意してあげましょう。

ペットの介護はなるべく複数の人で行う

そして、もうひとつ大切なことが“特定の人が介護を背負いこむのではなく、複数の家族が分担して行う”ということです。
悲しいことではありますが、介護の先にあるのは最愛のペットとの別れです。
特定の人がひとりでぺットの介護と向き合う日々が続くと、ペットを看取った後の喪失感が想像以上に大きくなり、ペットロスの重症化に繋がることもあります。
可能な限り、家族みんなでサポートしていきましょう。
一人暮らしなどで飼育している場合にも、動物介護のサービスを利用してみるなどしてひとりで抱え込まないようにしてくださいね。

健康なペットにもいつかは必ず老化は訪れます。
「歳のせい」と消極的になってしまうのではなくケアできるところはケアしていき、飼い主にとってもペットにとっても少しでもストレスや辛いと思う気持ちが軽減すると良いですね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

著者

ゆみみん

ゆみみん

動物が大好きで自身でペット関連のサービスを運営しながら、Webライターとしても活動しています。 「読者に寄り添った記事を書くこと」をモットーに、自身の経験なども織り交ぜながら伝わりやすくすることを心がけています。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告