ペットは1匹だけでは可哀想?飼う前に確認したい犬や猫の「多頭飼い」のメリット&デメリット

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2020.11.24

私はペットケアアドバイザーとして活動しているのですが、よくペットを飼っている方やこれから飼おうと思っている方から「1匹だけで飼うのは可哀想? 多頭飼いのほうがいいですか?」と相談されることもあります。
多頭飼いにはメリットもあればデメリットもあり、一概に多頭飼いを勧めることはできません。
今回は多頭飼いのメリットとデメリットをご紹介していきます。

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多頭飼いのメリット

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仕事などで出かける際、どうしてもペットをお留守番させなくてはいけないときもありますよね。
ひとりで平気という子もいれば、寂しくてひとりでの留守番がストレスになってしまう子もいます。

特に犬は祖先が群れで生活していたこともあり、今でもその名残でひとりでいることが苦手という子は多いです。
犬同士で学んでいくことも多くあるので、先住犬がいるほうがトイレなどのしつけがスムーズにいくという場合もあります。

猫の場合は単独行動を好む子が多く縄張り意識も強いので、個体差もありますがひとりのほうが気楽でいいかもしれませんね。
でも、年老いた猫が若い猫と関わることで元気を取り戻したというケースもとても多く、私の実家で飼っていた猫もそうして17歳まで生きました。
犬同士、猫同士で育む力は人間の想像以上かもしれません。

多頭飼いのデメリット

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私個人的には、多頭飼いはデメリットや注意しなくてはいけないことのほうが多いように感じています。
ですが、これをすべてクリアできれば先ほども書いたようにペット同士で学んでいくこともあるので「多頭飼いはダメ」と言うつもりもありません。

相性の問題


犬や猫、その他の動物にも人間と同じように“相性”はありますから、飼い主の好き勝手で一緒にすることはお勧めできません。
実際に新しい子を飼い始めてから相性が良くなく先住ペットが体調を崩してしまった……という話はよくあります。
可能であれば新しい子を飼い始める前に、対面させてみたり慣らしたりしておくほうが良いでしょう。

お金が倍かかる


犬を1匹飼うのに年間約30万円、猫では約16万円かかると言われていますが、多頭飼いの場合は単純にその倍かかると考えましょう。
その金額をこの先何年も払っていけるのかをしっかり検討する必要があります。

感染症に注意が必要


人獣共通感染症などもあるのでペット同士だけの問題ではありませんが、1匹が感染症にかかった場合は他の子にも注意が必要です。
隔離することになれば部屋の確保や消毒、それぞれのペットのケアなど必然的に飼い主の負担は増えます。
ワクチンや生活環境を整えることで防げる病気もたくさんありますから、日頃から気をつけていきましょう。

多頭飼いのメリットとデメリットをそれぞれご紹介しましたが、いちばんに考えなくてはいけないことは「飼い主もペットもその生活を無理せずに続けていけるか」ということです。
ペットを飼うということには責任が伴い、多頭飼育となれば責任を持って育てていく存在が増えるということです。
途中で放り出してしまっては社会問題にもなりつつある“多頭飼育崩壊”にもなりかねませんし、動物を不幸な目に遭わせてしまうかもしれません。
「1匹がいいのか、多頭飼いがいいのか」はご家庭やペットの性格ににより異なると思いますので、後悔のないようにしっかり検討してみてくださいね。

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著者

ゆみみん

ゆみみん

動物が大好きで自身でペット関連のサービスを運営しながら、Webライターとしても活動しています。 「読者に寄り添った記事を書くこと」をモットーに、自身の経験なども織り交ぜながら伝わりやすくすることを心がけています。

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