味噌󠄀は何味噌󠄀を使ってる?日本人なら知っておきたい【味噌󠄀の基本のキ】おすすめの保存法は?

料理・グルメ

www.hikarimiso.co.jp

2020.12.16

日本の食事に欠かせない「味噌󠄀」。スーパーの味噌󠄀コーナーには種類豊富な味噌󠄀が並んでいますよね。いつもなんとなく使っている味噌󠄀はあるけれど、いざほかの味噌󠄀を試してみようと思っても、「どれを選んだらいいかわからない!」と毎回同じものを買ってしまう人が多いのではないでしょうか。 そこで今回は、味噌󠄀にまつわる基本のキをご紹介。原材料や製法、地域によって味わいが異なる味噌󠄀の魅力を、ひかり味噌󠄀株式会社の阿部あゆみさんに教えてもらいました。

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もくじ

味も色味もさまざまな味噌󠄀。一体何がどう違うの?
原料の違い
色の違い
味の違い
地域によってこんなに違う!?味噌󠄀あれこれ
保存食でもある味噌󠄀。どうやって保存するのがベスト?
教えてくれたのは

味も色味もさまざまな味噌󠄀。一体何がどう違うの?

みそと大豆出典:www.photo-ac.com

味噌󠄀にはたくさんの種類があり、甘口や辛口など味わいもさまざまです。いつも買っている味噌󠄀が、いったいどんな種類の味噌󠄀か知っていますか? 味噌󠄀は、原料・色・味などによって分類されています。

原料の違い

味噌󠄀は原料に使用される麹によって、みそ品質表示基準で4種類に分類されます。
主な原材料は「大豆、塩、麹」のみととてもシンプル。味噌󠄀は大豆と塩にどのような麹を加えるかによって種類が異なり、「米味噌󠄀」、「麦味噌󠄀」、「豆味噌󠄀」の3種類に分けられます。また、数種類の味噌󠄀を混合したものは「調合みそ」と呼ばれます。

・米味噌󠄀(原料:大豆・米麹・塩)
・麦味噌󠄀(原料:大豆・麦麹・塩)
・豆味噌󠄀(原料:大豆麹・塩)
・調合みそ(米味噌󠄀、麦味噌󠄀、豆味噌󠄀を混合。複数の麹を使用したもの)

これらの原料は食品表示に記載されているので、パッケージをよく見ると、自分がふだん使用しているのが何味噌󠄀なのかが分かりますね。
また、米味噌󠄀は日本で最も多く生産されており、全体の約8割をしめています。

味噌

 

色の違い

赤白みそ出典:www.photo-ac.com

できあがった色によって「赤味噌󠄀」「白味噌󠄀」とよくいわれますが、色味の種類についてははっきりとした線引きはありません。一般的には、熟成期間が長いほど着色が進みます。麹が多いか少ないか、発酵の途中でかき回すかどうかなど、条件によって違ってきます。

味の違い

甘口、辛口というように、味噌󠄀は味によっても分けられます。食塩の量にもよりますが、もう1つの決め手は麹歩合です。麹歩合とは原料の大豆に対する麹の比率のこと。塩分が一定なら、麹歩合が高いほうが甘口になります。
また、熟成中に麹菌の生産する酵素、酵母・乳酸菌の働きで、味噌󠄀の特徴といえる旨味、香りが醸されます。


地域によってこんなに違う!?味噌󠄀あれこれ

 
引用:ひかり味噌󠄀株式会社HP郷土別みそ出典:www.hikarimiso.co.jp

じつは、味噌󠄀の種類は地方によってもさまざま。これは、各地域の農業の特色が反映されたためといわれています。大豆が多くとれる中部地方では豆味噌󠄀、麦の栽培が盛んな九州では麦味噌󠄀が生産されました。西京味噌󠄀は、高級品であった米がたっぷりと使われ、都があった京都ならではの味噌󠄀といえます。

保存食でもある味噌󠄀。どうやって保存するのがベスト?

毎日の食卓に欠かせない味噌󠄀。買い置きしている人も多いかもしれません。味噌󠄀のおいしさを保つには、なるべく涼しい場所で保管しましょう。
暑い場所で保管すると着色が進んで風味が変化し、開封後は空気に触れると乾いてしまいます。
塩分値が高い味噌は、冷凍庫に入れても凍らず、そのままお玉ですくえるので、冷凍庫での保存もおすすめです。


いかがでしたか? このような特徴を知っておくだけで、選ぶのも楽しくなりそうですよね。作る料理によって使う味噌󠄀を変えてみるのも、バリエーションが広がります。ぜひ、お好みの味噌󠄀を見つける参考にしてくださいね!

教えてくれたのは

ひかり味噌󠄀株式会社 広報室 阿部あゆみさん
IT、ベーカリー、豆腐メーカーの広報職を経て同社広報室長となる。
毎日必ず、味噌󠄀を使った食事を取り入れている。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

はやなお

はやなお

中1、小6、小3の子を持つ母。 漢字検定2級、整理収納アドバイザー2級、中国語コミュニケーション能力検定(TECC)578点と、取得した資格はどれもあと一歩。育児についても「頑張りすぎない、極めない、ほどほどに」とゆるく進めるのがモットー。得意料理は鶏唐揚げとポトフ。

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