【元パティシエが教える】失敗しないスポンジケーキの作り方!しっとりキメの細かいスポンジを作る3つのコツ

料理・グルメ

 スポンジケーキ

2020.12.23

クリスマスや誕生日に家庭で作る定番のケーキといえば生クリームデコレーションのショートケーキ。 でも、実際に作ってみると、ボリュームが足りない、パサパサしているなどそんなお悩みが…。 今回はお店のように、ふんわりボリュームがあり、中はしっとりとしているお店のようなスポンジケーキをお家で作る方法を、実際洋菓子店で勤務経験がある元パティシエの筆者がお伝えいたします。

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もくじ

ボリュームがあるけど中はしっとり「お店のようなスポンジケーキを作る3つのコツ」
【コツ1】卵は湯煎で人肌まで温める
【コツ2】生地が白っぽくもったりするくらいまでしっかり泡立てる
【コツ3】薄力粉を入れたらゴムベラで粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜる
スポンジケーキの作り方
電動ミキサーがない!そんな時は手動でも〇
パーティー当日は忙しい!そんな方には冷凍保存がおすすめ
ケーキのデコレーションはこちらをチェック!

ボリュームがあるけど中はしっとり「お店のようなスポンジケーキを作る3つのコツ」

スポンジケーキ(コツ)

【コツ1】卵は湯煎で人肌まで温める

卵は温めることによってとコシが切れて、泡立てやすくなります。ボールに卵を割りほぐしたら砂糖を入れ、湯煎にかけよく混ぜます。このとき湯煎に当たっている部分に火が通りすぎて固まってしまわないように、泡だて器で混ぜながら人肌(卵を触ってみて温かいと感じるくらい)まで温めます。

湯煎は大き目のフライパン半分くらいまで水を入れ火にかけ温めたものを使用します。

スポンジケーキ(湯煎)

【コツ2】生地が白っぽくもったりするくらいまでしっかり泡立てる

卵と砂糖を泡立てる際に重要なのがしっかり泡立てること。目安としては、生地が白っぽくなり、生地を持ち上げたときにリボン状につながって落ち、生地の跡がしっかり残って消えにくい状態になるまで泡立てます。この泡立てをしっかりすることによって生地にボリュームが出ます。

スポンジケーキ(泡立て)

【コツ3】薄力粉を入れたらゴムベラで粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜる

泡立てた生地に薄力粉を入れる際は、ゴムベラでボールの底から生地をすくい上げるように混ぜ、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。しっかり粉を混ぜ合わせることによって、しっとりとキメが細かいスポンジケーキに仕上がります。

よくスポンジケーキのボリュームが出たけどパサパサした感じになったという場合は、ここでの混ぜ合わせが足りない可能性があります。「混ぜすぎるとボリュームがなくなりそう!」と思ってしまいますが、コツ②でしっかり泡立てることにより、薄力粉をしっかり混ぜ合わせてもボリュームがなくなりにくい生地になります。

スポンジケーキ(コツ)

スポンジケーキの作り方

スポンジケーキ(材料)

<材料>15㎝(5号)1台分

  • 卵…M2個(約100g)
  • 砂糖…75g(今回は三温糖を使用)
  • 薄力粉…65g
  • 牛乳…25g
  • 無塩バター10g

スポンジケーキは卵、砂糖、薄力粉の3つの材料だけでも作れますが、できあがりがしっとりするように、牛乳とバターを入れています。

〇下準備

・大き目のフライパンの半分ほどまで水を入れ、火にかけ湯煎を準備をする。
・バターと牛乳は同じボールに計り、湯煎にかけ温めておく。
・薄力粉はふるっておく。
・型にオーブンシートを敷いておく(または薄くバターを塗り強力粉を薄く振ってもOK)。
・オーブンは170℃に予熱しておく。

<作り方>

スポンジケーキ(作り方)

1.ボールに卵を割り入れ、泡だて器でほぐしたら砂糖を加えよく混ぜる。

スポンジケーキ(作り方)

2.湯煎にかけて人肌(生地を触ったときに温かいと感じるくらい)まで温める。このとき湯煎に当たっている部分が固まらないように、混ぜながら温める。

スポンジケーキ(作り方)

スポンジケーキ(作り方)

3.電動ミキサーまたは泡だて器で生地が白くもったりするくらいまで泡立てる。写真のように生地を持ち上げた時にリボン状に生地が落ち、生地の跡が消えにくくなるまで泡立てるのがポイント!

スポンジケーキ(作り方)

4.泡立った生地に薄力粉を2回に分けてゴムベラで混ぜ合わせる。

混ぜる際はゴムベラでボールの底から生地をすくい上げるようにして混ぜ合わせます。粉が全体が生地と混ざったら残り半分の薄力を入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ合わせます。この時点で混ぜるのが遅かったり、しっかりボールの底から混ぜていなかったりすると焼きあがった生地にダマができるので要注意!

スポンジケーキ(作り方)

スポンジケーキ(作り方)

スポンジケーキ(作り方)

5.湯煎で温めていたバターと牛乳に生地をお玉1杯分ほど入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせる。それを泡立てた生地に加え、ゴムベラで混ぜる。バターと牛乳の生地と泡立てた生地がしっかりなじむまで混ぜ合わせます。

スポンジケーキ(作り方)

スポンジケーキ(作り方)

6.型に流し入れ、型ごと軽く台に打ち付け、生地の空気を抜いたら170℃のオーブンで約30~35分焼きます。途中、20分くらいでオーブンの扉を開け、ケーキの前後を回転させるとムラがなくきれいな焼き上がりになります。

焼き上がりの目安は生地の表面を触ったときに生地に弾力があれば焼き上がりです(触ったときに生地が沈むようならもう少し焼きましょう)オーブンから出したら型をすぐ外しアミなどにのせ生地を冷まし完成です!

スポンジケーキ(作り方)

スポンジケーキ(作り方)

スポンジケーキを半分に切ったときの断面。キメが整っているので、しっとりとしていて、口どけがいいスポンジケーキにできあがります。

電動ミキサーがない!そんな時は手動でも〇

泡立てやすさや速さの点からするとおすすめは電動ミキサーですが、電動ミキサーがない! という場合は手動でも泡立てることができます。

その際のポイントは

  • 泡だて器は手の大きさに合わせ、握ったときにフィットするものを使い、なるべくワイヤーの部分の数が多いものを使用したほうが泡立ちやすい。
  • ボールの下には濡れたふきんを敷いてしっかりボールを固定する。
  • 泡立てる際は左手でボールを少し斜めに傾け、手首だけではなく体全体でリズミカルに混ぜるとあまり疲れずに泡立てることができます。

手だて

パーティー当日は忙しい!そんな方には冷凍保存がおすすめ

クリスマスや誕生日の当日は料理も作らなくちゃいけなくて、忙しいですよね。
そんな時におススメなのは前もってスポンジケーキの部分だけを作っておくこと!

冷蔵の場合は2日ほど。冷凍の場合は1週間から1ヶ月ほど保存することができます。
保存する際は、スポンジケーキに冷蔵や冷凍庫のにおいが移らないように、しっかりラップで包み、保存袋に入れて保存しましょう。
解凍の際は冷蔵庫で解凍します。

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スポンジケーキ(デコレーション)

スポンジケーキ(デコレーション)

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デコレーションケーキこちらは皮まで食べられるぶどうと星型に抜いたバナナをトッピング

是非ご自宅でも作ってみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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