今がチャンス!お正月の便太りをリセット【管理栄養士】が教えるお腹すっきりダイエットレシピ

料理・グルメ

2021.01.03

「お正月に食べ過ぎてお腹がぽっこりしている」 「最近、お通じかスッキリしなくてお腹が苦しい」 そんな風に感じてはいませんか?便秘によるぽっこりお腹=便太りは放っておくと見た目が悪いだけでなく、病気に繋がることもあります。 そこで今回おすすめしたいのが「ごぼう」。この記事ではごぼうが便太りにいい理由を栄養学と漢方のそれぞれの立場から解説。簡単にできるごぼうのレシピも一緒に紹介します。身近過ぎて気づかなかったごぼうのパワーにきっと気づけますよ。

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1.冬が旬の食材「ごぼう」でお正月太りを解消!

ごぼう

ごぼうは1年を通してお店に並ぶ食材ですが、旬は夏と冬の2回あります。柔らかくすっきりとした香りの夏ごぼうに比べ、冬のごぼうはシャキシャキと食感がよく、香りが強いのが特徴です。旬の食材は栄養価が高くなり、流通量も増えてお手頃価格で買えるようになります。

ごぼうを栄養学的に見てみると、水に溶けて腸内の善玉菌のエサになったり血中成分に働きかけたりする水溶性食物繊維が豊富な点が特徴です。ごぼうをたっぷり食べることで腸内環境がよくなり、便秘の改善はもちろん、便秘のない人もツルリとしたいい便が気持ちよく出るでしょう。

また、水溶性食物繊維を摂ることで、食後の急激な血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑えたりとダイエットにうれしい効果も期待できます。

漢方でごぼうといえば解毒作用があると考えられています。便は長く体内にとどまると毒素を出すようになり、腸をはじめ体中に悪影響を及ぼすことも。ごぼうを食事にとりいれることで、便と毒素を押し出す効果が期待できます。

また、ごぼうは余分な熱を冷ます働きがあるとも考えられています。お正月にごちそうをたくさん食べて、オーバーヒートしている胃腸にも、ごぼうはピッタリの食材なのですよ。

2.ごぼうレシピ(1)ごぼうの味噌漬

ごぼうの味噌漬は箸休めにピッタリ。時間が経つほどに味の変化が楽しめます。冷蔵保存で5日程度は美味しく食べられるので、多めに作って常備菜とするのもいいですね。

材料
ごぼう:1本
みんり:大さじ2
酒:大さじ1
味噌:大さじ3

作り方
1.みりん、酒を耐熱容器に入れ、電子レンジ600Wで1分加熱しアルコールを飛ばす。味噌を合わせ、漬けだれにする。
2.ごぼうをよく洗い、5cmほどの長さに切り、太い部分は縦に4等分に切る。
3.保存容器またはジッパー付き保存袋にタレとごぼうを入れて混ぜ、一晩漬け込む。

3.ごぼうレシピ(2)ごぼうの唐揚げ

 


おかずにもおつまみにもなるごぼうの唐揚げ。熱々はもちろん、冷めても美味しくいただけます。カリカリかシットリか、揚げ具合はお好みで調整してくださいね。

材料
ごぼう:1本
しょうゆ:大さじ2
砂糖:小さじ1
おろしニンニクチューブ:1cm
片栗粉:大さじ2
揚げ油:適量

作り方
1.ごぼうを5cmほどに切り、縦半分に切って厚めの短冊切りにする。
2.ごぼうにしょうゆ、砂糖、おろしニンニクをくわえて混ぜ合わせ5分ほどおく。
3.ごぼうの汁気を切り、片栗粉を全体にまぶす。
4.シットリの場合、180℃の油で3〜4分揚げる。ごぼう

4.ダイエットをサポートしてくれる漢方薬

  • 「便秘に悩まない体質を目指したい」「リバウンドしたくない」
  • そんな方には、さまざまな症状に効果が認められている漢方薬がおすすめです。とくにホルモンバランスの乱れによる不調に、漢方薬は効果を発揮します。
  • 漢方薬は、症状と体質にあったものを飲むことでずっと抱えていた不調に、とても良い効果をもたらします。そうした症状の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。漢方薬は、こうした全体のアンバランスをうまく調整し、体質改善を目指すものです。
  • バランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら、症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けることができますよ。

漢方

 

  • 便秘に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
  • 食欲がしっかりあり、便秘気味の方:防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

脂肪代謝を促してお腹周りの脂肪を分解・燃焼するだけでなく、脂質の吸収を抑制し体内に溜まった不要物を便と共に外へ排泄してくれます。

  • ストレスで暴飲暴食しがちな方:大柴胡湯(だいさいことう)

胸のつかえ感やストレスを軽減させ、気分や食欲を落ち着かせます。また、体内の余分な熱を取り除くため、からだの巡りを整え便通を良くする働きがあります。

  • 疲れやすく、イライラして過食してしまう方:加味逍遙散(かみしょうようさん)

気・血の巡りを改善し、自律神経の乱れを整えてイライラを解消します。さらに、不足している血を補うことで、からだのバランスを整えます。

  • ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、副作用がおきることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
  • お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

5.便太りには「ごぼう」

お正月に食べ過ぎて便太りしている人には「ごぼう」がおすすめ、ということをお伝えしてきました。西洋医学をベースとする栄養学から見ても、東洋医学をベースとする漢方から見ても、便太りに「ごぼう」がいい!とされています。便太りが気になるという人は、ごぼうを毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

小原 水月

小原 水月

ダイエット合宿所、特定保健検診の業務に携わりのべ600人以上の食事と生活習慣をサポート。自身が漢方薬を使用して体調回復した経験から、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。現在はWebを中心に食と健康の分野で執筆中。

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