バレンタインはコロナ禍でもやってくる!「ラインナップの豊富さでは日本一!」と名高い、阪急うめだ本店の「チョコレート博覧会」をレポート。パリの街角からジャングルまで…とことん巡る巡る!チョコレートで世界をつなぎます。
バレンタインチョコレート博覧会2021
阪急と言えば梅田、梅田といえば阪急。まさに大阪キタの文化の発信地、阪急うめだ本店にて「バレンタインチョコレート博覧会ーSt. valentine's day CHOCOLATE EXPO 2021ーが、2月14日まで開催されています。
名物「コンコースウインドー」の、飛び出さんばかりの迫力からも、このイベントの規模と、そこに費やされたエネルギーの膨大さがうかがえます。
毎年大人気のこのイベント。今年も「混雑を避ける」という意図のもとでしょう、「9階も、各階も、今年はとことん、巡る!巡る!チョコツアー」というサブタイトルを掲げ、さまざまな仕掛けで各階にチョコレートファンを誘います(この時期、「密」が気になる方は、ぜひ各階のチョコレートを探してみましょう)。
そして9階では、イベントではおなじみの催事会場・祝祭広場だけでなく、阪急うめだギャラリーアートステージ、阪急うめだホール、地下洋菓子・和菓子売場に加えて、各階にも様々な趣向でチョコレートが待っています。
例えば、1階の雑貨売場では、クリエイティブなアメリカ発のマリベル、カカオマーケットbyマリベル、イヴァン・ヴァレンティン、5thアヴェニューチョコラティアが集結。
1月30日(土)からは、さらにチョコレートやフルーツのモチーフなどの「映え」雑貨やアクセサリーも登場して、よりバレンタインギフトの幅を広げてくれそうです。
9階にはカカオのジャングルが出現?!
bean to barに魅せられたショコラティエは、カカオの産地に出向き、自ら買い付けて豆から板チョコに至るまでのプロセスを管理します。そうすることで、より質の良いチョコレートを作ることができるだけでなく、適正な価格で豆を買い取ることにより、長時間の休みの無い労働や児童労働から産地の人々を守る活動にも広がっています。これをフェアトレード(fair trade)と言いますが、同様に今回のイベントではサステナビリティ(sustainability)=「持続可能性」を意識した取り組みをしているブランドも参加していました。
また、このbean to barは、味覚の上では特に「ビター」を好む愛好家が求めることが多く、カカオの産地に違う味の違いやカカオの含有量の差を楽しむ、という新たなカテゴリのチョコレートファンも急増中! そしてついには写真のようなジャングル? まで登場! これを機会に、多くのチョコレートファンにも、フェアトレードやサステイナビリティを意識してもらえたら……そんな願いが込められているようにも感じられました。
超ファンシーな「ちょこっとチョコランド」
同じく9階には、その名も「ちょこっとチョコランド」がやってきた!
デパートの中とは思えないほどの、まるで青空が見えるような晴れ晴れとした気持ちになるのは、なぜでしょう? 天井を突き抜けそうな、元気あふれるポップなデコレーションが賑やかに迎えてくれます。こちらではキャラクターや動物をテーマにしたもの、スターウォーズやマーベル、迫力満点のダイナソーチョコまでがずら~りと揃います。「甘いものは苦手」というパパや「チョコレートなんて興味ないな」とうそぶいている思春期男子の心をくすぐるアイテムなら、絶対にここがオススメです。
さまざまなゲスト?も登場!
このポップなエリアのゲスト? は、こちらのぞうさん。可愛らしく着飾られて、来場者とのphotospotになっていました。私はうっかり、反対側から撮ってしまったので、あまり映えていませんね(涙)ごめんなさい。ぞうさん・・・
まるでテーマパークやサーカスにも負けない鮮やかな色彩と可愛い動物たちがあふれるチョコランドでパワーチャージができたところで、次は祝祭広場の「ワールドチョコツアー」へ。
こちらはチョコレートの本場のベルギーをはじめ、フランス、スペイン、イタリアと日本のショコラティエが腕を振るった逸品たちがラインナップ。コロナ禍で海外旅行に行けない日々……そんな時期だからこそ、チョコレートで世界を巡ろう! という、阪急うめだ本店のこのスピリッツがある限り、日本のチョコレート文化は安泰だ!そんな風に感じます。
心躍るディスプレイを制作されたスタッフさん、この不自由な時期に世界中からチョコレートを集めたバイヤーさん、そして心を込めた作品を、このイベントのために作ってくれたショコラティエ&ショコラティエ―ルのみなさんには、本当に頭が下がると同時に、心からココロから感謝! Thank you from the bottlm of my heart! の気持ちでいっぱいです。……と涙をこらえながら? 歩を進めて行くと、目が合ったのがこちらの方……
え? あれれ? 感動でこぼれそうになった涙が引っ込んでしまいましたが(笑)
ええっと、もしや……そう、ベルギーと言えば? の小便小僧師匠! (なんでも有名人や偉い人を師匠にするのは大阪人の悪い癖?)ここはチョコレート大国、ベルギーのエリアのようです。
チョコレート博覧会のパンフレットによると、ベルギー・フランダース(ああ、もうこの文字を見ただけで、また別の意味で泣きそうになりますが……)の人々は、もんのすごい量のチョコレートを召し上がるそうです。なんでも、ひとりあたりの、もう一度言いますが「ひとりあたり」のチョコレート年間消費量が約6キログラムにも達するそうです(汗)。年間6キロのチョコレートを摂取すると、いったい年間何キログラム太ってしまうのでしょうか……考えたくないので、話を進めます。で、そんなわけでベルギーの首都ブリュッセルは超激戦区、とのこと。今回はもう有名すぎるので私がいまさら言うまでも無いので触れませんが……あの、「GODIVA」もこちらに本店を構えているそうです。
今回、超老舗のGODIVAさまは、チョコレートに加えて、その場で味わえるチョコレートソフトクリームに生イチゴをトッピングした夢のようなデザートでも参加されています。
他にも9階祝祭広場と10階うめだスークの会場では、さまざまなブランドのソフトクリームやカップアイスを買ったその場で楽しむことができます。「え? 立って食べるの?」「歩きながら? まさかね。」そうですよね、青空の下のイベント会場ならいざ知らず、ここは大阪梅田のデパートの中。どこでアイスをいただけばいいのか? はい、ここです。↓
ところで、こちらのブランド名、日本ではゴディバですが、英語だと「ゴッダイバァ」と発音するのですね。大昔にキャンセル待ちで乗ったビジネスクラスのCAさんが、しきりに「ゴッダイバァがたくさん余ってるんやけど、食べへん? 」と何度も聞いてきて「いらんわ。」と言ったら、ものすごく怪訝な顔をされ、「わかっとんのか? ゴッダイバァやで? ごっつうまいやつやで? あんた、知らんのとちゃう?」とわざわざ箱ごと持ってきてくれたことがありました。「あ、これなら知ってる。ちょうだい。」と遠慮なく鼻血がでるくらい食べたのを覚えています。それ以来、もう一生分食べた気がして、ゴッダイバァは食べていないのですが、こちらのチョコレートソフトクリームの写真を見ていると、思わず手が伸びてしまいそう……。流石はチョコレート発祥の地、ベルギーの老舗中の老舗でありながら新しいおいしさをどんどん生み出しながらリードしてくれるとは、なんとも頼もしく心強い存在。これからも私たちチョコレート好きのために、世界のチョコレートをリードしていってもらいたいものです。
それでは次回は、ベルギーをはじめとしたチョコで有名な各国エリアをめぐり、私が購入したチョコレートを中心に、ご紹介します。
おうちで、ち・よ・こ・れ・い・と
あっ! 最後に……阪急うめだ本店 バレンタインチョコレート博覧会の商品は、オンラインでも購入できます。おうちでちょこっと、ち・よ・こ・れ・い・と を楽しみたい方は、ぜひ「バレンタイン チョコレート博覧会2021」のウェブサイトへアクセスして、可愛くて美味しくて幸せになれるチョコレートと出会ってくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。