「みんなの貯金額っていくら?」40代の平均貯金額を大公開!資産を増やしたい人が始めていることは?

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2021.04.15

将来のためにある程度の貯金は必要。でも、みんなはいくら貯金しているの? と気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは「LINEリサーチ」の『「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法』をご紹介。年代が上がるほど1000万円以上の貯蓄に成功している人も……。また資産を増やすために、女性より男性の方が興味が高いものがあるようですが、一体それは何なのでしょうか?

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貯金をしている人は約7割

LINEリサーチ「「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法」出典:prtimes.jp

LINE株式会社が運営する「LINEリサーチ」は、日本全国の15歳〜69歳の男女を対象に「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法についての調査を実施しました。

現在、ご自身が貯金をしているかどうか聞いたところ、貯金している人は全体の72%。貯金していない人は9%と、1割弱にとどまり、多くの人が貯金をしていることがわかります。

貯金額は50万円未満が最多

LINEリサーチ「「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法」出典:prtimes.jp

貯金している人の中で、貯金額の割合が最も高かったのは、「50万円未満」で、全体の約3割でした。特に、10代、20代では貯金額が「50万円未満」の割合が高くなっており、60代以外のすべての年代で「50万円未満」の割合が一番高くなっています。

30代以降では、100万円以上が過半数を超え、「300万円~500万円未満」「500万円~1000万円未満」「1000万円以上」の割合も増えていくことがわかります。

10代では「しているが金額はわからない」という人の割合が他の年代よりも高く、2割でした。

貯金額が「1000万円以上」と回答した人は、「30代」「40代」「50代」と年代が上がるにつれて高くなり、60代では約2割となっています。

40代を詳しく見てみると、「50万円未満」と回答した人の割合は「30代」「50代」よりも高く、「100万円未満」の割合も「30代」「50代」よりも高くなっています。「1000万円以上」の割合は30代よりも高くなっていますが、「100万円~500万円未満」の割合は「30代」「50代」より低くなっています。

筆者の推測になりますが、20代、30代で「100万円~500万円未満」の人たちが「マイカー」「マイホーム」「教育費」などの大きな出費により「100万円未満」に貯金を減らしてしまっているような場合もあるかもしれません。

また、一部の人は年代が上がるにつれて「1000万円以上」の貯金を築いていくのに対し、多くの人は100万円未満の貯金額で推移しているのかもしれません。

お金や資産を増やしたい人は8割

LINEリサーチ「「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法」出典:prtimes.jp

お金や資産を増やしたいと思うかどうかを聞いたところ、「とてもそう思う」は49%、「そう思う」は31%となっており、「お金や資産を増やしたい意向がある人」の割合は8割ほど。
「20代」「30代」など、若い年代ほど、お金や資産を増やしたいと思う人の割合は高くなり、20代では約9割。特に20代の女性で「とてもそう思う」と回答した人の割合が高く、約7割となっていたそうです。

女性は「節約」に興味がある傾向あり

LINEリサーチ「「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法」出典:prtimes.jp

資産を増やすにはどのようなことをすればよいと思うかを聞いたところ、「貯金をする」「節約をする」が約5割となり、他の項目に比べて高い割合となっています。

次いで「資産運用/投資をする」が約3割と続いていますが、昨年実施した調査と比較すると、4ポイントの上昇が見られました。「資産運用/投資」に興味を持ち、資産を増やしていきたいという人が徐々に増えてきているようです。


男女別の傾向を見てみると、「貯金をする」「節約する」が男女ともに1位、2位とそれぞれ上位となっています。男性では4割強、女性では6割弱が「貯金をする」「節約する」と回答していますが、女性ではわずかな差で「節約する」が1位になっています。女性の方が男性よりも「節約」にたいする興味が高いのかもしれませんね。

また、3位以降では、お金や資産を増やすための考え方について男女で傾向の違いもみられます。
男性では、3位が「資産運用/投資をする」で、特に男性30代で高く、続く「いまの仕事で収入を増やす」は男性20-30代で高くなっています。5位の「副業をする」は男性30代で高い傾向が見られました。

一方、女性では「いらないものを売る」が2割強で3位となっています。若い年代ほど割合が高い傾向だったようです。4位は「アルバイトやパートをする」で2割強。こちらも年代が下がるほど割合が高くなったとのことです。男性で3割強だった「資産運用/投資をする」が女性では約2割で5位、女性の中では30代で高い結果だったそうです。「資産運用/投資をする」というのは、女性より男性の方が興味が高いのもしれません。LINEリサーチ「「貯金」の実態と、「資産形成」への意識と方法」出典:prtimes.jp

貯金額が少なすぎるなら家計を見直して

40代の貯金額出典:www.photo-ac.com

今回の調査結果から、多くの人が「貯金をしている」ことが分かりました。

しかし、全体の貯金額としては「50万円未満」が最多、「100万円未満」を合わせると、約4割の人が貯金はしているものの、貯金額としてはそれほど多くない状況にあることが分かります。

一方では、年代が上がるほど1000万円以上の貯蓄に成功している人も上昇していることから、2極化しているのかもしれません。

また、多くの人は資産を増やしたいと考えていますが、多くの女性は男性よりも「資産運用/投資をする」ことに消極的なようです。興味はあってもどこから始めたらよいか分からない人や、損をしてしまうリスクからなかなか始められない人も多そうです。

積立NISAやiDeCo、国債など、仕組みが難しくなく比較的運用リスクの低めな運用もありますから、まずは勉強から始めてみてはいかがでしょうか。最近はポイント投資などもできるようになってきているので、ポイ活で稼いだポイントの運用を始めるのも簡単ですよ。

【調査概要】
2020年12月度調査・LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国 男女
実施時期:2020年12月21日~12月25日
有効回収数:560,620サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女15-69歳の48,648サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

 ※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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