溜めるからめんどうに!そうじは「思い立ったとき」が吉!
ああ、そろそろ汚れてきたなあ。明日こそ掃除しよう……と思って何日目でしょう。汚れがたまる前に手を付けるとラクなのは分かっているけれど、腰が重い! その原因はもしかしたら「簡単にできる方法をしらない」からかも!?
そんなときに便利なのが使い古した歯ブラシ(以下、古歯ブラシ)を使った掃除法です。
古歯ブラシは万能!
排水口まわりの汚れには
歯ブラシは細かい部分の掃除が得意です。その代表的なものが浴室や洗面所、台所の排水口まわりです。
カビ以外の汚れであれば、洗剤なしでも十分きれいになりますよ。
お湯をかけると汚れ落ちもよくなるため、浴室には古歯ブラシを1本常備しておき、最後に入浴した人が軽く擦るのもおすすめです。いつでも使える場所にあるだけで、掃除のハードルが下がり、きれいな状態が保てますよ!
一方で、ドロドロ汚れや水垢が頑固についた状態だと触れるのも嫌ですよね。そんなときはシャワーでお湯を掛けながら、古歯ブラシで見えている部分を磨いてみましょう。汚れに直接触れなくても、見える部分はきれいになります。それだけでも気分が良くなりますし、さあ蓋を外して磨いてみようかなとやる気が湧いてくるかもしれません。
こちら、排水口のゴミを取り除き、古歯ブラシでゴシゴシ磨き終えるまで5分以内で終わります。始めてみると実はあっという間ですね。
洗濯機の気になる汚れにも
梅雨時期を経て、洗濯機内の汚れが気になる頃です。洗濯槽は市販の洗濯槽クリーナーを使うとして、今回は槽周りの細かい部分です。古歯ブラシとキッチンペーパーを用意します。タイミングとしては洗濯機の使用後が濡れているのでおすすめです。
外せる部品(洗剤投入ケース、糸くずフィルター等)は外して、古歯ブラシでこすり、ため水や流水で汚れを落とします。汚れが落ちにくい場合、ぬるま湯や浴室洗剤を使います。本体側の汚れ部分は洗剤を洗い流せない部分が多いため、ぬるま湯で濡らした古歯ブラシでこすります。浮き出てきた汚れはキッチンペーパーで拭き取りましょう。
その他の活用法
壁と床の境目部分(巾木:はばき)、外して洗うのが面倒な換気口、窓のレール、蛇口周りなど、家中あらゆる場所で古歯ブラシが役立ちます。
【応用】古歯ブラシに一手間加えて効率アップ
まずは掃除に取り掛かることが大事なので、歯ブラシをそのまま使ってOKです。古歯ブラシが複数ある場合や効率よく磨きたい方向けの工夫もご紹介します。
- 開いた毛先を半分ほどハサミで切り落とす。隙間や溝の掃除に特化した斜めカットも。
- 歯ブラシの首を熱湯で曲げて、への字に。力が入れて磨きやすくなります。
ルーティン化で継続しやすい仕組みに
日々やることに追われてつい後回しになり、気づけば汚れがたまっている……の繰り返しになっていませんか。
掃除専用ブラシは購入が必要ですが、使い古しの歯ブラシは定期的にどの家庭でも手に入るものです。歯ブラシを交換するタイミングで、どこか汚れが気になる場所を磨いてからごみ箱に捨てるという流れをつくってみてはいかがでしょうか。
また、家族分もあるという場合は、すぐ取り出せる場所に保管しておくと汚れに気付いたときに便利です。ただし、小さいお子さんがいる場合、古い歯ブラシを口に入れてしまうと衛生的に心配なので手の届かない場所に保管してくださいね!