食材のストックの収納
買いだめせず、1つずつ買う
食材の買いダブり、賞味期限切れの放置など食材ストックに関するお悩みについて、整理収納アドバイザーのkayokoさんの著書「暮らしが整う「片付けない」片付け(アスコム 価格:1430円)」では、まず食材をストックする収納の容量を確かめることをお勧めしています。収納に対する適量を自分で感じることが大切です。たくさんあるほど安心感があるストック。しかし、住環境を圧迫してはストレスのもとになりかねません。絶対に使う必要なものを1つずつ購入していきましょう。
同時に、今まであったストックをチェックすることも忘れずに。「買ったけれど食べずに残っているもの」などから、家族の食の好みや生活傾向が見えてきます。
見える化:立てて収納
深くて大きい引き出しの中は整理用ボックスを使って分類。そのとき、重ねてしまうのではなく、立てられるものは立てて収納し、上から見た時に確認しやすいように保ちましょう。
見える化:ラベルを貼る
棚などに置く収納は、グループ別に分けて、ラベルを貼ったボックスに入れましょう。中が見える透明なボックスの方がわかりやすくておすすめ。ボックス内も詰め込み過ぎは厳禁です!
冷蔵庫の中で整列させる
冷蔵庫は奥のものが取り出しにくく、買いだめしたものが賞味期限切れになりがち。そんなお悩みにもボックスでの分類が最適です。よく使う食材は、奥行きのあるボックスに賞味期限が近い順に整列させて、手前から使うことをルーティンにすれば、ロスがありません。
冷蔵庫のポケット
目線より上の上段にあるポケット部分は危険ゾーン。あるのを気づかず、新品を購入したことはありませんか? 見失わないように、ここでも立てて収納しましょう。100円ショップなどにあるチューブ立てや仕切りを活用するのがおすすめ。
冷凍庫も分類&立てて収納
冷凍庫も仕切ること、立てて収納することが基本です。狭いと思っていた冷凍庫にたくさん物が入ることを実感できるはずです。
キッチン用品は細かくグループ化
キッチン用品は種類が多いだけに、基本となる「グループ化」と「見える化」が重要。アイテムごとにグループ化し、引き出しの中も細かくグループ化しましょう。このとき、重ねない、見てすぐわかることを意識しましょう。
保存容器は3種に限定
かさばるので保存容器を容器は重ね、フタだけまとめて収納していませんか? これだとフタと容器が一致せず神経衰弱状態に……。こんなイライラを解消したい方は、思い切って容器の種類を統一し、大きさも3種類に限定しましょう。
食器・カトラリーもラクに出し入れ
お箸も神経衰弱状態になりがち。大人の箸はお父さん用、お客様用などと分けずに1種類に統一して、食器類は一番よく使うものを使いやすい高さに配置するように変更しましょう。
食器は重ねるとたくさん入りますが、違う種類を重ねると取り出すのが面倒。重ねる食器は2種類までにしましょう。
奥行きのある棚の場合は、整理用ボックスを活用して、引き出しのようにすれば、前に置いたものをどかす手間が省けます。
食器の数を見直す
重ねないと入らないという場合は、数を見直す必要があるかもしれません。
その場合は、特別な食器と普段使いを分けないようにすると、食器が少数精鋭になり、棚に余裕がでます。お気に入りや高級な食器は大事にとっておくのではなく、ぜひ普段使いに!
ものがたくさんあるキッチンはとくに、「見てわかる」「取り出しやすい」のが大事。一度キッチンすべてのものをグループ化してしまえば、「出す、しまう」がスムーズになり、ストレスがグッと軽減しますよ。