成長期の不摂生・不規則な生活
中高生の年代は子どもの成長期。
身長も体重も急激に増え、健康で元気な大人の身体になっていく時です。そんな大切な時期に、夜更かしや乱れた食生活。お菓子やジャンクフードばかり食べる。そんな子どもの不摂生や不規則な生活に不安を感じているママは多いのではないでしょうか。
中1から不登校ひきこもり
うちの息子は中1の秋から不登校になりました。当時はまだ背も小さくて、中1の時は153cm・30kg台!
中学時代は成長期。部活をしてるうちに身長も伸びて体重も増えていくのかなと思っていましたが、不登校からのひきこもり。
そうなってからは、生活が乱れ、どんどん不健康になっていきました。
乱れる生活!食事を摂らない!
しだいに昼夜逆転し、1日1食のことも多くなり、食べたとしても少食。カップラーメンしか食べない時期があったり、スナック菓子しか食べないことがあったりしました。
165cm・40kgで、痩せ細り色白でヒョロっとした身体。外にも出ず、血色の悪い顔色を見ながら、
「しっかり食べた方がいいよ!」
「太陽に当たったほうがいいよ!」
と、栄養の話や身体の機能の話をやかましく言っていたこともありました。
でも、いくら言い聞かせても全く無駄。
言えば言うほど息子は意固地になっていき、成長期の不健康さを心配していた時期もありました。
自分で気づく
口内炎になったり背中に湿疹が出来たり目が悪くなったりして、これではいけないと自分で実感したら、運動をしたり食事をきちんと摂るようになりました。
いい体格になってきたなあと思ったら、168cm・50キロ!ついに体重は大台にのった!と、私はホッと胸を撫で下ろしました。中3の時でした。
「命」を信頼する
結局、うちの息子の不登校ひきこもりの期間は約2年でしたが、その間に、身長は15cm伸び、体重は10kg以上増えました。
思春期の子どもの健康や成長のことを心配してるママはたくさんいらっしゃるかもしれません。しっかり食べなくても、不健康そうでも、たとえ不登校でも、ひきこもりでも、太陽に当たらなくても、そんな時期があっても、身体は立派に成長します。
いくら親がいろいろアドバイスしてもなかなか聞いてくれなかったとしても、肌が荒れたり、虫歯ができたり、自分の体調に不安を感じたら、その時が子ども自身が自分の健康に関心を向けるタイミングなのかもしれません。
私は、たくさんのママや子どもと関わってきました。多くが不登校やひきこもりの子を持つママで、中高生の成長期に乱れた食生活を送る子どもを心配していました。多くの子は今は不登校ではなくなり、また学校や社会に出ていますが、身体も心も立派に成長しています。
自分自身の経験やたくさんの親子を見る中で、親は子どもの命そのものを信頼するしかないのだということを実感しています。もちろん、成長期に健康な食生活を送ることができているならそれに越したことはありません。
もしママのアドバイスも聞いてくれなくて不安な状況だとしても大丈夫ですよ、ということをお伝えしたくて、私の経験談を書かせていただきました。お役に立てたらうれしいです。