夏休み明けの不登校はとっても多い
小学生と中学生で、年々不登校の子が増えています。
うちの息子も中学一年生の夏休み明けの2学期から不登校になりました。
私は仕事上、たくさんの不登校ママと関わらせていただいてますが、新学年になったタイミングよりも、夏休み明けの2学期から不登校になる子どもが圧倒的に多いです。
1学期を必死で走り抜けて心が疲れてしまった子には、2学期からの登校のハードルがすごく高くなってしまい、長期の夏休みのあとそのまま不登校になってしまうというのは本当によくあります。
夏休みも半ばにさしかかってくると、2学期からちゃんと学校に行くだろうか?と不安な気持ちになるママもいらっしゃるかもしれません。
特に、「学校が楽しくない」「学校に行きたくない」という子どもの言葉を聞きながら、なだめたりすかしたりしてなんとか1学期を乗り越えたママや、1学期すでに休みがちになっていた子を持つママならなおさらです。
2学期からのことを考えると不安
今は夏休み。子どもは堂々と学校を休める長期休みです。1学期、がんばって子どもをフォローしていたママも、本来なら心を落ち着けて過ごしていてもいい時なはず。
でも2学期への焦りから宿題や寝る時間、規則正しい生活、ゲームやYouTubeとの関わりなど、できていないところばかりがやたら目についてしまうもの。
せっかくの夏休みなのに、これではママも、常にママに監視されている子どもも、全く気が休まりません。
そんな時こそ、心がけてほしいことがあります!
規則正しい生活より楽しい生活を!
お盆を過ぎると、ママは「2学期からちゃんと登校するかな……」と、常に不安が頭をよぎるようになります。
2学期からはしっかり学校に行かせたい!という緊張感で子どもへの関わりもピリピリしてきます。
そして、まずは規則正しい生活をさせなきゃ!になりがちです。
うちの息子もそうでしたが、不登校から再登校したケースでお話するとすごくわかりやすいです。
学校で意欲的にやっていく子は規則正しい生活をしていたからまた学校生活を送るようになったのではなく、心が元気になり意欲やヤル気が湧いてきたから学校生活を楽しめるようになっています。
規則正しい生活をしてくれると親としては安心ですが、実際学校に行く気のある子は、どんな状況であっても学校に行きます。
たとえ昼夜逆転していても一睡もしていなかったとしても、ゲームばかりしていたとしても、そんなの関係なく登校します。
楽しい夏休みを過ごそう!
元々子どもたちは、規則正しい生活習慣はきちんと身についています。小1から、いや、幼稚園などでも経験しているからです。
「学校に行きたい!」と思えば、“規則正しい生活”は難なくクリアできます。まずは、規則正しい生活より楽しい生活を!
夏休みはまだ続きますが、ママも子も楽しい夏休みを過ごしてください。
疲れた心をしっかり充電して、自分の喜ぶことをして、そして2学期から元気にスタートしてくださいね。