普通にたたむのはNGだった。服が探しやすく崩れない「魔法のたたみ方」#整理収納アドバイザー直伝

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 普通にたたむのはNGだった。服が探しやすく崩れない「魔法のたたみ方」#整理収納アドバイザー直伝

2022.09.20

涼しくなってきたら衣替えの季節です。でも今の気温に合った服を探すうちに、去年しまった服が散らかったり、探すのに手間取ったりしたことはないでしょうか。その悩みは「たたみ方」を工夫するだけで、解決するかもしれません。今回は、『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者で整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、“探しやすく崩れにくい”服のたたみ方を教えてもらいました。

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たたんでしまっておいた衣類。こんな悩みはありませんか?

衣替えとひとくちにいっても、真夏の半袖から真冬の分厚い長袖に変わるわけではありません。必要な服は気温に合わせて少しずつ、段階をおって変わっていきますよね。

だからこそ、服をしまっておいた箱やケースを開けたとき、今の気温にちょうどいい服がなかなか見つからず、探しているうちに上のほうにあった服がぐちゃぐちゃになってしまう……ということはありませんか?
この悩み、実はたたみ方を工夫するだけで解決します。

崩れないたたみ方で、立ててしまうことがポイント

衣替えが楽になる2つのキーワード。
それは「崩れないたたみ方」で「立ててしまう」ことです。

キーワード
立ててしまうことで、ひと目で中身がわかりやすくなります。上にある衣類をどかして、下のものをごそごそと探す必要はありません。

キーワード崩れないたたみ方も大事なポイント。取り出してから「これじゃなかった!」と戻すことになっても、いちいちたたみ直す手間が省けます。画像のように、綺麗な形のまま出し入れできますよ。

崩れないたたみ方は?

くずれないたたみ方は、かんたんです。「裾を折り返し、たたんで、巻き込む」。このたたみ方をご紹介します。

この3種類をたたんでみます。
くずれない

いちばんたたみやすい「トップス」を、詳しくご紹介します。やり方はどのアイテムも同じですよ。
まずは衣類の裾が手前に来るように置きます。
たたみ方

裾を10センチ前後ひっくり返します。子どもの衣類の場合は、このように半分ほどたたまれてしまうため、少したたみにくいです。大人のものはとてもやりやすいですよ。
たたみ方

両袖を内側にたたみます。
たたみ方

上下を逆にして、襟元からくるくる巻くようにたたみます。
たたみ方

巻き終わりは、はじめに裏返した部分(トップスの白い部分)に入れ込みましょう。
たたみ方
できあがり。これで動かしても形が崩れません。

ズボンもワンピースも、同じたたみ方で大丈夫!

こちらはズボンのたたみ方です。
画像の左上のようにウエスト部分をまず折り返したら、上下を逆にして、足の裾が手前に来るように置きます。

その後左下の画像の通り、そのままの幅でくるくると巻きます。
最後ははじめに裏返した部分に入れ込みましょう。

たたみかた

スカートの場合は、トップスと同じように「両脇を内側に折り込む」工程を追加してください。

ワンピースの場合は、左上画像のように裾をまず裏返します。
その後トップスと同じように、袖を内側に折り込みます。
右上の画像の通り上下を反対にした後、襟元から巻いていき、最後ははじめに裏返した部分に入れ込みましょう。

サンプルイメージ
ワンピースも問題なくたたむことが可能です。ただし、くるくる巻く部分が長くなるため、素材によってはかなり厚みが出ます。

来年の自分がきっと楽になるたたみ方を紹介しました。
たたみ方

このたたみ方ならすぐに崩れることがなく、立てて収納することができますよ。
ぜひ試してみてくださいね。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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