今年こそ貯めたい人が今すぐやるべきこと
「今年こそは貯金を頑張りたい」という人は、気持ちを新たに1月からしっかり家計管理を始めましょう。
さまざまなことへのやる気がアップしやすい新年こそ、貯蓄のための行動を始めるチャンスですよ!
ここでは、「1月から始められる貯金術」についてまとめていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
(1)目標を立てる
新年にまず考えたいのは、「今年一年の目標について」です。
漠然と「お金を貯めたいな」という目標ではなく、「年間50万円は絶対に貯めよう」などの具体的な数字を交えた目標を立てましょう。
今まで一度も貯蓄に成功したことがない人は、月5千円、年間6万円の貯蓄目標からでもかまいません。まずは少しだけでも「絶対にこれならできる」と言える目標を立て、それに向かって頑張る決意をすることが大切です。
今年その目標を達成することができたら、来年さらにレベルアップすればよいのですから、いきなり大きすぎる目標を立て、すぐに挫折してしまわないように注意しましょう。
(2)今年だけの大きな支出を考える
具体的な目標を立てることと同時に大切なことは、今年だけの大きな支出についてもあらかじめ考えておくことです。
「今年は子どもの七五三のお祝いがある」「子どもに習い事をさせたいから、習い事の費用を捻出する必要があるな」「今年は、子どもが受験生だから受験のための費用がかかる」「そろそろ住宅のリフォームをしなければ」「もう少しで壊れそうな家電がある」「健康に不安があるから医療費を確保しておかなければ」など、今年に限り必要な大きな支出はないでしょうか?
このような大きな支出は、意外と予定通りの貯蓄を成功させる妨げになりやすいものですから、あらかじめ予測し計画を立てておくことが大切です。
反対に、貯蓄が得意な人というのは、必ずと言っていいほど、このような大きな支出の準備が周到にできています。貯蓄計画を成功させることができるかどうかの差になりやすい部分ですので、おろそかにせず、しっかり考えておきましょう。
(3)今までを振り返る
さらに、大切なことは、「これまでの貯蓄状況はどうだったか」を振り返ることです。
昨年までの貯蓄は成功しているでしょうか? それとも失敗続きだったでしょうか?
ただ「失敗した」「成功した」と振り返るだけでなく、その原因についても考えてみましょう。
「昨年はこれができていたから成功した」「昨年はこれができていなかったから失敗した」など、こちらも目標同様に具体的に考え、振り返ることが大切です。
成功した、と思うことは今年も継続し、失敗したと思うことは今年は改めましょう。
失敗したと思うことをいつまでも改めずにいると、今年も「今年こそ頑張ろう」という意気込みだけで終わってしまうことになりますので、注意が必要です。
「なぜ失敗(成功)したのか分からない」という人は、今年一年は、何ができていて、何ができていないのかを確認するということを目標にするのもよいですよ。
(4)ご褒美を用意する
「今年こそは」と思った気持ちも、具体的にどのように成功させるかというプランがなければ「気持ちだけ」で終わってしまいがちですが、「こうやって成功させよう」というビジョンまではっきり描けるようになれば、あとはそれを1年継続するだけです。
1年というのは、短いようで意外と長いものでもありますので、1年間貯蓄の計画を継続するというのは、初心者の人ほど難しいものです。
せっかく「今年こそは」と気持ちを新たにしたのですから、しっかり成功させることができるように「もし1年間の貯蓄計画を実現できたらご褒美にこれを買おう」などのご褒美も用意してみてはいかがでしょうか。
もちろん、あまりに高額すぎるご褒美では、せっかくの貯蓄も無駄になってしまいますので、「欲しかったブランド物の財布を買う」など、数万円程度で実現できる範囲で計画しておくと良いでしょう。
貯蓄が苦手な人は、貯蓄の計画を継続できないことが一番の障害になりやすいので、自分なりに継続するためのプランを練っておきましょう。
どんなに綿密で周到な計画も、実際にやらなければ意味がないので、「今年は1年間継続させる」ことをまずは目標に、そしてすでに継続できている人は「やらなければ気持ちが悪い習慣」にできるようにしていきましょう。
今年こそ貯蓄を成功させよう
「今年こそ貯蓄を成功させたい」という人は、まずはしっかりと継続するための準備から。
準備がしっかりできていれば、あとは実行するだけなので、挫折することも計画倒れで終わることも少なくなりますよ。
反対に、「今年こそ貯蓄を成功させたい」と思いながらも「準備や計画を怠る」人は、今年も「やっぱり貯められなかった……」で終わってしまう可能性大!
「今年こそは」と思う人ほど、基本的なところをしっかり押さえて、確実に実行していきましょう。