家にある不要なモノ
片付けや掃除をする度に、家の中にあるモノを移動させては、掃除機をかけ、雑巾がけをしている際に、ふとモノを移動させていることがとても面倒臭い……と感じ、そのときから、家にある不要なモノをどんどん手放すようになりました。家の中にある不要なモノが、生活を面倒臭いものにしているんだと気づいてからは、少しの違和感や、もやもやを敏感に感じ取るようになりました。家の中に不要なモノが滞ることがなくなり、スッキリとした暮らしを送ることができるようになると、暮らしの満足度が上がり、家で過ごす時間を楽しめるようになりました。
人間関係のしがらみ
モノをたくさん所有していると、そのモノを管理、メンテナンスする時間が必要ですが、人間関係も同じことがいえ、なんとなく続けている人間関係も、思っている以上にエネルギーを消費しています。コロナ禍を機に、人間関係のしがらみがなくなり、ほっとした人も多いと聞きますが、私自身もその一人でした。お互いを思いあってこそ成り立つ人間関係。我慢していたり、惰性でお付き合いしているのであれば、一度見直してみてもいいかもしれません。まずは、「自分がどうしたいのか?」自分自身に問いかけて、主体的に人間関係を築いていきませんか? 本当に大切にしたいと思える人とのつながりこそ、人生を豊かにしてくれるものだと思います。
「こうあるべき」という思い込み
お片付けサポートでさまざまなお客様のお宅にお邪魔させて頂く中で、「こうあるべき」「こうしなければならない」という思い込みから、たくさんのモノ・コトを抱え込みすぎてしまい、片付けができなくなっている方を、たくさん見てきました。「こうあるべき」「こうしなければならない」という思い込みは、人の言動を限定的にしてしまい、行動を狭めてしまうということを、私自身だけでなくお客様の様子からも、感じる場面が何度もありました。片付けを通して、モノと向き合っていく中で「こうあるべき」「こうしなければならない」という思い込みを手放して、「こうしたい!」「こうありたい!」という気持ちで、片付けに取り組むと、不思議なほどに軽やかにお客間自身も、空間も変わっていきます。ご自身のなかにある「こうあるべき」は、誰が作り上げたものなのでしょう? 知らず知らずのうちに、「こうあるべき」と自分自身で、決めてしまっていませんか? そんな思い込みは、一刻も早く手放しましょう。
私自身が手放してスッキリしたモノ・コト3つをご紹介しました。忙しい40代、あっという間に過ぎてしまう暮らしの中で、本当に大切にしたいものを大切にしていくためには、モノやコトを手放すことも必要だと、年齢を重ねてきた今だからこそ、強く感じます。参考にしていただけると嬉しいです。