古い「上履き」がいざというときに使える?
学校生活の必需品である「上履き」。毎日履くものなので、子どもの成長に合わせて定期的に買い替える必要がありますよね。特に、長い小学校生活では上履きの買い替えタイミングが何度も訪れると思います。
筆者も子どもの古い上履きを何度も捨ててきましたが、今回SNSで見つけたのは、買い替えのタイミングで出る古くなった上履きを防災グッズとして活用する方法。
今回は、いざというときに役立つ「古い上履きの活用法」をご紹介します。
古くなった「上履き」を災害時に活用するには……
災害時は家の中も外も、ガラスやがれきで足元が危険な状態になっている可能性が高くなります。
靴を取り出すのが難しい場合は、がれきの中をスリッパで移動することになりますが、子ども用のスリッパを用意していないご家庭も多いのではないでしょうか。
また、災害時にかかとがなく脱げやすいスリッパで外を移動するのは危険を伴いますよね。
しかし「上履き」ならしっかりとした固いソールがついており、かかとつきで脱げる心配がなく、子どもが履きなれていて安心感もあります。
古い上履きを防災グッズとして活用するには、いくつかの注意点があります。
ここでご紹介する“3つのポイント”をご確認くださいね。
【注意点・1】サイズを確認する
学校では靴下を履いた上から上履きを使っています。キツくなった上履きも、裸足で履いてみたら意外と履ける可能性がありますよ。
まずは、上履きを裸足で履くことができるかのチェックをしてみましょう。
兄弟のいるご家庭では、サイズアウトした上履きが別の子に使える場合もあります。
【注意点・2】しっかり洗う
子どもが学校で毎日履いていた上履きは、かなり汚れていますよね。毎週末しっかり洗っていた上履きでも、自宅で使うのはちょっと抵抗があるという方も多いのでは?
上履きにはトイレの使用によって見えない菌もついているため、洗剤でしっかり汚れを落としたあと、漂白剤で漬けおき洗いをしておくと安心です。
【注意点・3】保管場所に注意する
上履きを災害時に使用するには、保管場所にも注意が必要です。
いざというとき、すぐに手に取ることができるよう、保管場所については自宅内の避難経路とともに家族でよく話し合いましょう。
筆者の家では古い上履きを子ども部屋のドアの近くに置くことにしました。部屋にいるときに大きな地震があったら、上履きを履いてから部屋を出るように伝えています。
常に使える状態にあるかの確認を
せっかく保管していても、いざというときに使えなければ意味がありません。災害用の上履きは、定期的にサイズの確認を行ってくださいね。
子どもの足が大きくなってきたら、子どもの古い上履きを大人が使える場合もありますよ。
上履きの交換時期がきたら、古い上履きを災害用に使えないかぜひ確認してみてくださいね。