知らなかった。家の見えない場所が劣化する「加湿器」の“NGな使い方”

家のこと

stock.adobe.com

2025.12.22

空気が乾燥する冬は、加湿器が役に立ちます。部屋の湿度を上げてくれる便利な家電ですが、使い方を間違うとカビの温床を作ってしまうことがあるんです。ここでは、冬に気をつけたい「加湿器のNGな使い方」をご紹介します。

広告

「加湿し過ぎ」は要注意

加湿器の使い方に要注意出典:stock.adobe.com

部屋の湿度を上げるため、「とりあえず加湿器をつけておく」のは間違いではありません。しかし、湿度の上げ過ぎには要注意。加湿器によって湿度が上がりすぎると、カビの発生や結露ができる原因になります。

 快適な湿度は40〜70%が目安

湿度が高すぎるとカビの原因になる出典:stock.adobe.com

冬の室内環境で衛生上良好な湿度は40〜70%。40%を下まわると乾燥が気になりますが、湿度が高すぎるのも問題です。湿度が70%を超えると、カビが活発になって繁殖しやすくなります。
また、窓の近くで加湿器を使用すると窓に結露ができやすくなるため、置き場所にも気をつけてください。
湿度は、天候や室温、家族の動きによって変わりやすいもの。加湿器の運転時間は日によって調整し、湿度が高くなりすぎないよう意識しましょう。

広告

「内部結露」にも注意して

結露のイメージ出典:stock.adobe.com

“加湿し過ぎ“の状態が目に見えて現れるのが結露です。しかし、窓に結露がないから大丈夫、というわけではありません。
一番怖いのは「内部結露」が進むことです。湿度が高くなりすぎると、壁の内側や天井裏など、目につかない隠れた場所に結露が生じるケースがあります。その結果、木材や断熱材などが水分を含んで劣化し、家自体が傷むおそれがあるんです。

湿度を計って加湿し過ぎを防ごう

乾燥を防ぐための加湿器ですが、湿度の上げ過ぎは住まいにとってのリスクを高めます。適度な湿度を保たないと、カビの発生や家の劣化につながります。適切な使用方法で、間違いのない乾燥対策を行ってくださいね。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る