チャコペンの代わりに

裁縫や手芸の印付けに使われることもある文房具として、フリクションペンが注目されています。
フリクションペンは摩擦で消えるペンとして知られていますが、正確には完全に消えるのではなく、摩擦によって生じる熱によってインクが透明になる性質を持っているため、裁縫時の印付けに使われることもあるそうです。
布に線を書いたあと、アイロンやドライヤーの温風を当てることでインクが無色(透明)になるため、水で洗い流さなくても目立たなくなります。「チャコペンで書いた後、洗ったのに消えない」と感じるケースがあることから、フリクションペンに関心を持つ人もいます。
※フリクションペンは紙への筆記を目的とした文房具です。あくまでチャコペンの代用ですので、裁縫用途で使用する場合は、必ず目立たない布で事前に試し、自己判断で行ってください。
※フリクションペンは布への使用が推奨されていません。「茶色いシミが残る」「高温でも消えなくなる」などのトラブルが起こる可能性もあるため、見える部分(表)に響かない箇所への印付けとして使用してください。
あくまで代用として

チャコペン代わりにフリクションペンを使うメリットとして、手軽さや精度の高さを挙げる人もいます。
ペン先が細く、縫い代や細かな目印を書き込みやすいため、型紙写しや仮止め位置のマーキングに向いていると感じられる場面があります。
また、文房具として入手しやすく、特別な裁縫道具を追加で揃える必要もありません。
そしてドライヤーで透明になる点は、忙しい合間のハンドメイド作業や洗濯前に仕上げたい場面でも重宝すると感じる人もいるようです。
実際にドライヤーを当ててみると、短時間で線が透明になりました。


使用前に必ず知っておきたい注意点
便利な反面、フリクションペンには注意点もあります。
消えるか事前に確認する
まず重要なのが、使用前に必ず同じ布でテストを行うことです。布の色・素材・織り方によって、消え方や残り方が大きく異なります。
特に白や薄色の布、または発色の強い濃色の布では、インクの残留や色ムラが起こりやすいため注意が必要です。
寒い環境や湿度によっては線が戻る可能性がある
マイナス10~20度といった寒冷な環境では、熱で透明になった線が再び浮き出る可能性があります。さらに、湿度などの環境要因でも線が復活することがあります。
完全に防ぐことは困難なため、誰かに渡すプレゼントや販売用には使用しないでください。
