食中毒の原因とは?
教えてくれたのは、ライオンのヘルスケアマイスター山岸理恵子さん。「家庭で起こる食中毒で多いのは、細菌性とウイルス性の2つです。細菌は気温が上がると増殖し、湿気を好む性質があるので、梅雨入りから9月ごろまでは細菌による食中毒のリスクが高まるんです。細菌は、土の中や水、人や動物の皮膚や腸の中にも存在しており、手指や食品、調理器具についた汚れから体内に侵入し感染します。ウイルス性食中毒で多いのは、主にノロウイルス。冬場に発生しやすく、カキなどの2枚貝や、ウイルスに汚染された食品や水を介して感染します。なので、夏場はとくに細菌性の食中毒に注意したほうがいいですね」。
細菌性の食中毒の予防法はこまめな手洗い
風邪の予防法としてもおなじみの手洗いは、食中毒の予防法としても効果的。外から帰ったらまず手を洗うという習慣は、多くのご家庭で習慣化しているかと思いますが、水でササッと流すだけになっていませんか? 上の写真は、正しい手洗いを知らない人の手にでんぷんのりをつけ、普段通り手を洗ってもらった後に、残った汚れを着色してみた結果。紫色になっている部分が汚れが残っている場所なのですが、指先や指の間、手首など、洗い残しが目立っていますよね。「手を洗うときに大事なのは、洗い残しをなくすこと。免疫力の弱い子どもはとくに食中毒に感染しやすいので、親子でしっかり正しい手洗いをマスターしてくださいね」(山岸さん)。
正しい手洗い方法を動画でチェック!
小さい子どもは1人で行うのがなかなか難しいもの。ママも一緒に洗うポイントを確認しながら行うのがおすすめです。こちらの手洗い動画を参考にしてみてください。「他に気をつけたいのが、爪の長さ。長ければ長いほど付着する細菌の数が増えるので、爪を伸ばしている方はブラシなどを使って爪の間も丁寧に洗うようにしましょう」(山岸さん)。
調理前だけでなく、調理中の手洗いも大事!
調理中に肉や魚、野菜を触った後の手洗い、どうしていますか? 水もしくはお湯のみという人は、要注意! 上の画像(※30~40代女性4名に実際にハンバーグを作ってもらい、調理中の手の菌をサンプリング/培養条件:一般生菌・37℃・1day)は、ひき肉をこねた直後に手についた菌の量と、水だけで手洗いしたあとに手に残った菌の量を示したもの。水洗いだけでは、手に付着した菌は落としきれていないことがわかります。「食べ物を触った後は、殺菌成分の入ったハンドソープで手洗いするのがおすすめ。ただし、洗いすぎは禁物。荒れた手には菌が付着しやすくなるので、ハンドケアはこまめにするように気をつけてください」(山岸さん)。
子どもでも楽しく手洗いできる泡タイプのハンドソープがおすすめ
「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」
「キレイキレイ薬用キッチン泡ハンドソープ」
泡で出てくるタイプのハンドソープは、手洗い習慣が楽しくなると人気です。ライオンのキレイキレイシリーズは、子どもたちを細菌やウイルスから守るために、そして自発的に手を洗うようになるにはどうすればいいかを考えて作られた製品なんです。
「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」
外出後の手洗いにおすすめなのはコレ! 泡切れが良くすすぎも早い、泡タイプのハンドソープ。きちんと殺菌し、バイ菌から手肌を守ってくれます。バイ菌を増やさない抗菌ポンプヘッド採用。
http://kireikirei.lion.co.jp/lineup/awahandsoap/
「キレイキレイ薬用キッチン泡ハンドソープ」
調理中の手洗いにおすすめなのはコレ! 油汚れや、生魚のニオイまでしっかり落としてくれる、殺菌成分配合の薬用ハンドソープ。泡切れが良くヌルつきません。こちらも、抗菌ポンプヘッド採用。
http://kireikirei.lion.co.jp/lineup/kitchenawahandsoap/
外出後や調理前だけでなく、調理中にもこまめな手洗いが必要だったとは盲点ですよね。雑菌がついている可能性があるものを触ったら即手洗いする習慣をつけておくと安心かも。夏のレジャーを心行くまで楽しむためにもしっかり手洗いして食中毒予防しておきましょう!
取材・文/五十嵐由紀
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