ポイント1.食材を触った手で、調理器具に触れない
「食材に触れる前は手を洗っていても、触った後に手を洗うことは忘れがちじゃないですか? 食材を袋やパックから取り出した後や、下ごしらえした食材をフライパンや鍋に入れた後の手洗いも大切なんです」と山岸さん。
「食材によっては、触ると手に菌がつくことがあります。その手で包丁やボウル、フライパンや鍋などに触ると、食材についていた菌が調理器具に移ってしまうんです」。さらに、手についた菌は水洗いでは落ちないので、ハンドソープや石鹸でしっかり洗うことが大事だそう。調理器具を介して細菌が広がる可能性があるなんて…。食材に触る前の手洗いと同様、触ったあとの手洗いも徹底していきたいですね。
ポイント2.調理器具は柄の部分までしっかり洗う
「包丁の柄やフライパンの持ち手など、手で握る部分までしっかり洗っている人は少ないのではないでしょうか。食材を触った後に手洗いしても、手に触れる部分に菌が残っていたら台無しです」と山岸さん。言われてみれば、包丁の刃の部分だけ洗って安心してしまうことって多い気がします。今まで、菌がついたままの柄を握って調理していたとは…。注意していきたいですね。
ポイント3.生で食べる食材は一番最初に下ごしらえする
「野菜サラダやお刺身など、生で食べる食材の下ごしらえはいちばん最初にするのがおすすめ」と山岸さん。理由は「他の食材を扱った後の調理器具には菌が残っていることがあります。火を通す食材であれば多少菌がついても平気ですが、生で食べるものは要注意です」。確かに、調理の途中で調理器具を念入りに洗うのは大変です。だからこそ、調理の手順も考えることが大切なんですね。
知らず知らずのうちに繰り返していたNG行動に気づいて、ハッとした人も多いのでは? 食中毒のリスクが減るのですから、意識して習慣化していきましょう。でも、これだけ手を洗う回数が多いと手荒れが不安…という方もいますよね。ライオンのキッチン用ハンドソープは、菌や汚れをしっかり落とすのに手肌に優しい使い心地だから、手荒れもしにくそう。今の季節はとくに、キッチンに1本あると便利なアイテムです。
取材・文/五十嵐由紀
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