今からでも遅くない「抜け毛対策」。猛暑による紫外線ダメージから髪を守る方法を美容のプロに聞いた

心と体

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 今からでも遅くない「抜け毛対策」。猛暑による紫外線ダメージから髪を守る方法を美容のプロに聞いた

2023.08.23

暑い日がまだまだ続く今年の夏。日焼け対策をされている方は多いと思いますが、頭皮や抜け毛ケアはできていますか? 実はこれからくる「秋」は1年の中でも抜け毛が多くなる傾向があります。少しでも抜け毛を防ぐために、夏のうちに頭皮の紫外線対策やケアをすることが重要です。その方法をご紹介します。

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教えてくれたのは……ロナロナヘアサロンの佐藤誠治さん

佐藤様

美容師デザインカットアカデミーコーチ(DCA)、毛髪診断士、ヘアセラピストの佐藤 誠治氏。美容皮膚科ロナロナクリニックと一体化したトータルヘアサロン ロナロナヘアサロン所属(新橋)。皮膚の頭頂からケアすることで髪の美しさからお顔の美しさまでをトータル提案。オートクチュールヘアカットを得意とする。

「秋」に抜け毛が増える理由

秋出典:stock.adobe.com

  • 日差しに当たり続ける

夏だけなく、例年5月頃から紫外線が強まり、日差しに日々当たり続けると頭皮に炎症を起こすリスクが高まります。日中汗をかいて放っておくと雑菌も増えて頭皮に炎症を起こすリスクが高まります。それらの蓄積された紫外線ダメージは、秋に抜け毛が増えやすくなる要因の一つです。

  • 自律神経の不調

屋外、屋内での寒暖差からくる自律神経の不調があげられます。交感神経と副交感神経のバランスが整わないと免疫力も下がり体調不良を起こします。暑すぎたり寒すぎたりと極端になってしまうと睡眠不足にもつながり疲労が抜けません。

  • 栄養バランスの偏り

夏バテにより食欲不振になってしまう方も多いのではないでしょうか? なるべく栄養バランスを考え、偏りなく栄養を摂ることが大切です。

夏にできる「抜け毛予防対策」とは

普段選ぶ紫外線対策グッズのカラーに注目

日傘、帽子などの紫外線対策グッズは、表面は暑さを集めない白系統、内側は紫外線を通さない黒地にするなど、デザインだけでなく色にも注目してみてください。

白い傘出典:stock.adobe.com

髪の毛が喜ぶ栄養をしっかり補給

髪の毛は主にケラチンタンパク質で構成されています。魚、牛、豚、鶏の肉類、豆類、野菜類などタンパク質やアミノ酸を含む食事をバランス良く摂取しましょう。

豆類出典:stock.adobe.com

食事が取りづらい方は一食にプロティンで補うのも一つです。身体が喜ぶ栄養素は今後生える髪にも喜ばれます。腹八分目をキープして毎食摂るように心がけましょう。

自宅でできる「抜け毛ケア」

湯船につかる女性出典:stock.adobe.com

まずは、心と身体にストレスを溜めない事です。
リラックス効果もある入浴をおおすすめします。できれば毎日湯舟に10〜15分ほどつかりましょう。シャワーのみの方も40°前後で首筋や肩、腰、膝下までしっかり温めることです。

入浴後に頭皮のマッサージや身体のストレッチはゆったりと時間をかけて行うことが大切です。理想は30分ですが、時間がない方は毎日10分以下でもいいので継続することが大切です。意外と思われるかも知れませんが全身の血流を巡らせることで最終的には抜け毛予防に繋がります。

髪の毛の洗い方で抜け毛を予防できる

髪の毛を洗う女性出典:stock.adobe.com

シャンプーは、洗浄力の控えめなアミノ酸が主成分のものがいいでしょう。洗浄力のあるシャンプーを好む場合は週に一度程度がいいと思います。洗浄力のあるシャンプーは、すっきり感があり気分も良くなると思いますが、頭皮に必要な水分、油分まで洗い流され、バリア機能が低下してしまうことがあります。シャンプーはやさしくマッサージする程度で行いましょう。

すすぎは指の腹で左右にサラサラっと動かしながらしっかりすすぎます。

タオルドライもゴシゴシではなく、髪や頭皮に摩擦を起こさないようにしてしっかり行うようにしましょう。自然乾燥が始まる前に根元から優先的に乾かします。乾燥気味の方は頭皮用ローションなどで水分補給をしましょう。

何れも健やかな頭皮環境を継続することが鍵です。

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