1. 汗ジミや皮脂汚れをしっかり落とす
汗や皮脂汚れが残ったまま服を保管すると、次のシーズンに黄ばみやニオイが浮き出てきてしまうことがあります。 特に夏場に着ていた衣類には汗や皮脂が染み込んでおり、そのまま保管すると衣類が痛む原因になります。部分洗いやつけ置き洗いで汚れをしっかり落とし、キレイな状態で収納しましょう。
汗・皮脂汚れを落とす洗濯前の「前処理」
- 襟や袖など、汗汚れが蓄積する場所に洗剤を塗布
- ブラシで軽く叩いて洗剤を繊維の奥に染み込ませる
- 40℃程度のお湯にアルカリ性粉末洗剤・酸素系漂白剤を溶かし、1〜2時間ほどつけ置き
※必ず洗濯表示をご確認ください。
汗汚れがよく落ちる!「しまい洗い」のコツ
- 衣類量を、縦型の場合は8割以下、ドラム式の場合は5~7割以下に減らす
- すすぎは2回以上でよくすすぐ
- 洗濯機洗いの際にお湯を使うと汚れがより落ちます
※レーヨンやウールなど、デリケートな素材の場合は、手洗いやデリケートコースで優しく洗いましょう。
2. 収納前は「徹底的に乾燥」を
湿気が残ったままの状態で保管すると、カビの原因になることがあります。 収納前にはしっかりと乾かし、カビや臭いを防ぎましょう。
3. 防虫対策も忘れずに
収納中に気になるのが、虫食いの被害。虫は汗や皮脂の臭いに引き寄せられます。衣類を収納する際には、防虫剤を忘れずに使用しましょう。防虫剤は衣類に直接触れないように、しっかりと適切に配置することが大切です。また、防虫剤の種類にも注意して、衣類に合ったものを選びましょう。
防虫剤の置き方
防虫剤は、収納の上部に置くことで効果が広がりやすくなります。防虫剤が衣類に直接触れないように、専用のケースに入れるか、布で包んで使用しましょう。異なる種類の防虫剤を併用すると化学反応を起こす可能性があるため、同じ種類の防虫剤を選び、衣類に合ったものを使うことが大切です。
保管方法・保管場所の注意点
衣類を長期間保管する際は、カビや日焼けを防ぐため、湿気や直射日光を避けましょう。保管場所の湿度が高い場合は、乾燥剤でカビ予防をします。日光が当たる場所に保管すると、衣類の色褪せや生地の劣化が進むことがあるため、風通しの良い日陰で保管し、時々換気を行いましょう。
服の整理も一緒に
1シーズン着なかった服はこの機会に整理することもおすすめです。「高かったから勿体ない」と何年も着ずに持っている服はありませんか? 実は着ない服を持ち続けることも勿体ないことの一つです。保管する場所も、衣替えの手間も減らせるため、この機会に思い切って服を処分してみてはいかがでしょうか?
衣替えは、単に季節ごとの服を入れ替えるだけでなく、衣類を長持ちさせるための重要なケアでもあります。汗や皮脂汚れをしっかりと落とし、適切な場所に収納することで、お気に入りの服を次のシーズンも綺麗に着こなしましょう!