お年玉の相場をチェック
株式会社バンダイが行った「小中学生のお年玉に関する調査」によると、小中学生がもらったお年玉総額の平均は25,594円となっています。
小学生全体では22,509円、中学生全体では31,765円となっており、小学生と中学生 では10,000円近く違うようです。
また、学年ごとにもらったお年玉の総額の平均金額は、以下の通りとなっています。
<学年別 お年玉総額の平均金額>
- 小学1・2年生:19,400円
- 小学3・4年生:21,136円
- 小学5・6年生:26,991円
- 小学生全体 :22,509円
- 中学生全体 :31,765円
わが子にいくらお年玉を渡す?
同じ調査によると、子どもがお年玉をもらった相手は、親が60.8%、おじ・おばが69.0%、祖父母が90.2%という結果になりました。
つまり、9割のおじいちゃんおばあちゃんは、自分の孫にお年玉を渡しています。姪っ子や甥っ子がいる方も、約7割の方が、姪っ子や甥っ子にお年玉をあげているようです。
一方、自分の子どもには約6割の方がお年玉をあげていますが、約4割の方は、お年玉をあげていません。親が子どもにお年玉をあげた場合、親が渡した平均金額は、以下の通りとなっています。
<親からのお年玉の平均金額>
小中学生全体:5,481円
小学生全体 :4,536円
中学生全体 :7,160円
お年玉は金融教育のチャンス
お年玉では、平均金額で小学校低学年が一度に約2万円近くのお金を手にすることになります。また、中学生は3万円以上です。そのため、お年玉は子どもたちがお金の使い方や管理方法を学ぶ絶好のチャンスとなります。
ただ「渡しておしまい」にするのではなく、お年玉では、以下のようなポイントを子どもに伝えてあげると良いでしょう。
<お年玉の金融教育>
- お金は使うとなくなってしまうことを教える(主に小学校低学年)
- お金を使う前に、何を買いたいか、それはいくらなのか、など、マネープランを立てる重要性を教える
- 今すぐお金を使う必要はない。貯金をしておくことをすすめる
- お金を使って資産運用ができることを伝える(主に中学生、高校生など)
例えば、子どもが小学校低学年などの場合は、お年玉の使い方を一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
- ほしいゲームの金額を調べる
- それを購入した場合、いくらお年玉が残るのか計算する
- 残った金額を貯金する
というように、子どもと一緒に計画を立て、それに従ってお金を使ってみましょう。
また、子どもが中学生以上の場合は、資産運用についても教えてあげるきっかけになります。今すぐに投資をすることはできませんが、コツコツと積立投資をするとお金が増える可能性があること、リスクが高い商品と低い商品があること、損をする可能性があることなど、資産運用の基本を学ぶ機会にもなるでしょう。
まとめ
お年玉の相場が分かると、自分も大体いくら渡したらよいのか、参考になりますね。ぜひ今年は、調査結果を見ながら、わが子や甥っ子姪っ子にいくら渡すか検討してみましょう。また、お年玉は、子どもがお金の使い方を勉強する機会となります。お金の管理方法について、子どもとゆっくり話す時間を設けてみてはいかがでしょうか。