1.『愛は一本橋で』
2006年のドラマ『宮~Love in Palace』で皇太子役を演じ、彼のツンデレ王子様ぶりに夢中になった人が続出したチュ・ジフン。42歳になった現在は、大人の男性の魅力にあふれ、ドラマに映画に次々と出演して、作品をヒットさせています。『愛は一本橋で』は、複雑な過去を持つ男女が18年ぶりに再会し、なかなか素直になれないながらも、ロマンスが再燃する恋愛ドラマです。
代々ライバル関係の家系に、同じ日に生まれ、同じ名前を付けられたソク・ジウォン(チュ・ジフン)とユン・ジウォン(チョン・ユミ)。常に対立してきた2人ですが、高校時代にお互いの想いに気づき、こっそり交際していました。
ところが、ある事情から離ればなれになって18年後、ユン・ジウォンが体育教師として働いている高校に、ソク・ジウォンが新しい理事長として赴任してきます。再会してすぐに憎まれ口を言い合う2人でしたが、ソク・ジウォンはユン・ジウォンに、なかなか咲かないことで有名な場所のライラックが咲いたら付き合おうと、“賭け”を持ち掛けます。
ユン・ジウォン役は、大ヒット映画『82年生まれ、キム・ジヨン』で、現代女性の生きづらさを表現し、幅広い共感を呼んだチョン・ユミ。この映画も、ぜひ見ていただきたいです!
韓国恋愛ドラマならではの、「どうしてすれ違っちゃうの?」といったヤキモキ感や、ラブストーリーの行方が気になって仕方なくなる面白さが満載の作品です。
2.『照明店の客人たち』
こちらもチュ・ジフン主演作ですが、『愛は一本橋で』とは全くイメージの異なるヒューマンミステリー。誰もが共感できる人間愛を描きながらも、始まりと終わりで物語の見え方が180度変わる、予想不可能なストーリー展開が魅力で、全話見終わった後に、さまざまな伏線が回収され、感動の涙が止まりませんでした!
どこかも分からない、暗い街をさまよう人々。一部の記憶を無くしたその人たちがいるのは、“生と死の境目”の世界でした。なぜ、彼らはこの場所に辿り着いたのか、そして、元の世界に戻ることはできるのか……。彼らの過去、現在、未来の鍵を握るのは、暗い路地裏にある照明店。眩しいほどに明るいその店へと引き寄せられていく“客人たち”のために、店主のウォニョン(チュ・ジフン)は夜が明けるまで、店を開け続けます。
ウォニョンは、目に“秘密”があるため、演じるチュ・ジフンはサングラス姿ですが、深みのある演技で物語の中心を担い、見る者を引き付けていきます。恋愛、親子の愛情、病院で働くスタッフの患者への思いなど、ウォニョンを通じて描かれる複数のエピソードがつながっていき、先へ進むほど見どころが増します!
全8話と見やすい話数なので、途中に少し怖そうなシーンがあっても離脱せず、ぜひ最後まで見届けてもらえると、心に広がる感動を味わうことができるはず。年末年始に見てほしい、必見のドラマです。
3.『悪い記憶の消しゴム~My Memories~』
日本の歌番組やバラエティ番組でも活躍している、美しい歌声が印象的なジェジュン。2003年に結成された東方神起の元メンバーで、本名の「キム・ジェジュン」として俳優業も行っています。『悪い記憶の消しゴム~My Memories~』は、ジェジュンが大きな変化を遂げる主人公を好演している、ドキドキが止まらないラブコメディです。
将来有望なテニス選手だったのに、弟を守ろうとしてケガをしたことで、選手生命も親からの愛情も自信も全て失ってしまったイ・グン(キム・ジェジュン)。何をしても落ち込んでばかりのグンでしたが、脳研究センター・精神健康医学のドクター、キョン・ジュヨン(チン・セヨン)が彼を治療することになり、家族の了承のもと、グン本人は知らないまま、辛い記憶を消す手術を受けます。
目を覚ましたグンは、手術前とは別人のような自信に満ちあふれたナルシストになっており、ジュヨンを初恋の人だと思い込んで、猛アプローチをかけてきます。
グンに扮するジェジュンは、超ネガティブな主人公が、超ポジティブな陽キャ人間に変わる様子を快演!
ジェジュンが見せる、ギャグのようなナルシスト演技に大笑いしつつ、グンが手術のことを知ったらどうなるんだろうとハラハラしながら、ジュヨンとの恋愛模様にキュンキュンし、見始めたら止まらなくなります。現在38歳のジェジュンは相変わらずキュート! そんなジェジュンの魅力を堪能できる韓国ドラマです。