ダニのエサになる…。見えない汚れやニオイがじわじわと蓄積した「タオルケット」の簡単洗濯術

家のこと

2025.05.27

洗濯研究家の平島 利恵です。寝るときに欠かせないタオルケット。夏は掛け布団として、冬はシーツ代わりとして、気づけば1年中使っている、というご家庭もあるのではないでしょうか。 でもその分、見えない汚れやニオイがじわじわと蓄積していること、ご存知ですか?

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忙しくて洗う時間なんてない……でも

汚れたタオルケット

今回は、スタッフが去年の夏から1度も洗っていなかったタオルケットを、つけ置き洗いでリセットしてみました。
動画を見てもらうとわかるのですが、出てきた水は驚くほどの色……。部屋の中で「何となく臭うな」と感じていた原因が、まさにこれでした。

▼動画はこちら

実は、洗濯機で“放置するだけ”でOK

洗濯槽の中でつけ置き~洗濯を完結

「つけ置きって、時間がかかりそう」「重くて持ち運ぶのが大変」
そんな方におすすめしたいのが、洗濯機の中での“つけ置き洗い”。
やり方はとっても簡単です。

  1. 洗濯機にタオルケットを入れる
  2. お湯(可能なら40℃前後)を給水する→温水機能がない場合は、「お湯取りホース」で清潔なお湯を給水します
  3. アルカリ性粉末洗剤を水量に合わせて入れ、1~2時間放置
  4. 「毛布コース」などで通常洗濯

洗濯槽の中で、つけ置き~洗濯が完了するので、浴槽から持ち運ぶ必要もありません。放置している間に他の家事や仕事ができるので、忙しい方にこそおすすめです。

汚れをリセットし、快適な眠りへ

汚れをリセットして心地よく

肌に触れるタオルケットは、寝ている間に出る汗や皮脂、角質汚れがたっぷり付着しています。
一見きれいに見えても、パイルや繊維には汚れが蓄積してニオイの原因に。

定期的につけ置き洗いをすることで、清潔な状態をキープでき、気になる寝具臭や黄ばみも予防できます。

「今の時期こそ、一度しっかり洗っておこうかな」そう思った方は、ぜひ洗濯機でのつけ置き洗いを試してみてください。

これからの季節は、湿度と気温の上昇によりダニが繁殖しやすい時期。タオルケットなどの寝具に残った皮脂や汗は、ダニのエサになってしまいます。表面を洗っただけでは落としきれない汚れを、つけ置きでしっかりリセットしておくことが、快適な睡眠環境につながります。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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