毎日使うものを洗った結果→「7年蓄積した汚れが恐ろしいことに…」「ごっそり落とす洗濯術」

家のこと

2025.01.31

4児の母で洗濯研究家の平島利恵です。毎日の睡眠を支える枕、あなたはどのくらいの頻度でお手入れしていますか?  実は今回、スタッフの小学6年生の息子さんが、保育園時代から愛用している枕を洗濯しました。「洗わないでほしい!」という強い要望でずっと手を付けられなかった枕ですが、カバーを外すととんでもないことに……! 今回は古い汚れを落とすコツも紹介します。

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驚愕の汚水が……。7年間蓄積された汚れ

7年の時を経て、遂に洗濯をする枕。
カバーを外して裏を見ると、汗やよだれのシミ、鼻血などの古い汚れで茶色に変色しています。

7年蓄積した枕カバーの汚れ

枕本体にも汚れが。

枕本体にも汚れが

まずは枕カバーだけつけ置き洗いしてみると、洗浄液が驚くほど茶色に…! 汚れが想像以上に蓄積していました。

枕カバーの汚水

7年間でこんなに汚れが蓄積した枕で寝ていたなんて、驚いてしまいますよね。

 

古い汚れは落ちにくい

汚れは時間が経つほど酸化し、繊維に固着するため落ちにくくなります。特に血液汚れは、時間が経つと凝固してしまい、一度の洗濯では完全に落としきれません。(付着してから24時間以内に洗うのが鉄則です!)
古い汚れを落とすときには、つけ置き洗いがオススメです。高濃度の洗浄液 × お湯で繊維の奥に染み込んだ汚れにも働きかけます。古い汚れは、何度かつけ置きを繰り返すことで、少しずつ汚れが落ちていきます。

枕のお手入れは定期的に。正しい洗濯方法

枕は半年~1年に一度の洗濯が推奨されています。洗える枕は洗濯ネットに入れ、洗濯機で丸洗いし、清潔に保ちましょう。

枕が洗えるかどうかの確認

洗濯表示

洗濯表示を確認しましょう。表示がない場合は、以下の素材なら洗濯が可能です。

  • ポリエステル
  • パイプストロー
  • コルマビーズ

洗濯が難しい素材(そばがらや低反発ウレタン)は、陰干しやカバーの洗濯で清潔に保ちましょう。

枕の蓄積汚れの洗い方【手順】

汚れが蓄積した枕や、臭いが気になる枕は、つけ置き洗いをします。

枕の洗い方

1.つけ置き準備
40℃程度のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かします。

2.つけ置き洗い
枕を洗浄液に沈め、30~60分置きます。浮かないよう重しを乗せるのがコツ。

3.洗濯機で洗う
洗濯ネットに入れ、弱水流で洗濯します。

4.乾燥
風通しのよい日陰で平干しし、完全に乾かしましょう。

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清潔な枕で心地よい眠りを

清潔な枕で快適な眠りを

枕カバーはできれば毎日、難しい場合でもタオルを敷いて頻繁に交換するのが理想的です。定期的なお手入れで、清潔な枕を維持しましょう!  清潔な寝具で眠ることで、日々の睡眠の質がぐっと向上します。ぜひ、春の模様替えと一緒に枕もリセットしてみませんか?

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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