「タオル」の寿命知らなかった…!落ちづらい“黒ずみ・蓄積汚れ”をごっそり落とす正しい洗濯術

家のこと

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2024.07.09

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。ふわふわだったタオルも、使い続けるうちにゴワゴワしたり、黒ずみやニオイが気になることがありますよね。今回は、タオルの寿命と、黒ずみやゴワつきを防ぐための正しい洗濯術を紹介します。

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タオルの寿命は約1年

タオルの寿命は1年出典:stock.adobe.com

"ふわふわなタオル"と言えば、ホテルのタオルが思い浮かびますよね!ホテルのタオルの寿命は、洗濯80回と言われています。
家庭のタオルを同じ頻度で買い替えるのは難しいですが、1年に1度は買い替えるのがおすすめです。

バスタオルは毎日洗うべき?

お風呂上がりの身体を拭いたタオルも汚れる出典:www.photo-ac.com

入浴後の清潔な体であっても、タオルには汗・皮脂・角質などの汚れが付着します。この汚れがタオルのパイルに溜まると、タオルの繊維が固くなり、ゴワゴワとした肌触りになってしまいます。
洗わずに使い続けると、残った汚れをエサに細菌が繁殖し、不衛生にもなるので、タオルは使用ごとに洗いましょう。

タオルのふわふわを長持ちさせる洗濯法

1.濡れたタオルは乾かして保管

乾かしながら干す

使用後の濡れタオルには水分と皮脂汚れが含まれ、雑菌が繁殖しやすい環境です。雑菌が繁殖すると、生乾き臭を招きます。
すぐに洗うか、洗えないときは干して乾かしながら保管しましょう。

2.たっぷりの水でよく洗い・すすぐ

よく洗いよくすすぐ出典:stock.adobe.com

水分を多く含みやすいタオルの洗濯は、通常の衣類より洗濯の水量が必要です。洗濯物の量を8割程まで減らし、たっぷりの水で泳がせるように、パイルの中まで清潔に洗うことで、蓄積汚れを予防しましょう。
すすぎは必ず2回以上行い、洗剤と汚れをしっかり洗い流しましょう。

3.柔軟剤は使わない

柔軟剤は使わない出典:www.photo-ac.com

柔軟剤はタオルの繊維をコーティングするため、吸水性が低下する原因になります。汚れが残っているタオルに使うと、汚れごとコーティングし、黒ずみの原因にもなります。タオルの洗濯には柔軟剤を使わないほうが良いでしょう。

4.バサバサと振ってから干す

バサバサと振る出典:www.photo-ac.com

タオルの端を持ち、バサバサと勢いよく振ってから干しましょう。4方向からこの動作を繰り返し、脱水で押しつぶされたパイルを立たせると、 乾いた後のふわふわ感が大きく変わります。

5.干しすぎに注意する

干しすぎない出典:www.photo-ac.com

タオルは「干しすぎ」もゴワつきの原因になります。紫外線が強い夏は、なるべく短時間で取り込むか、陰干しをしましょう。

ゴワつきの原因「蓄積汚れ」の落とし方

タオルはパイルがループ状になっているため汚れが蓄積しやすいアイテム

丁寧に洗濯していても、タオルはパイルがループ状になっているため、汚れが蓄積しやすいアイテムです。臭いや黒ずみが気になるときは、蓄積汚れをリセットしましょう。お湯を使うと、洗剤の効果が高まり、繊維の奥に染み付いた汚れをしっかり落とせます。

  1. 40~45度のお湯にアルカリ性粉洗剤と酸素系漂白剤を溶かします。
  2. タオルを沈め、2~3時間つけ置きします。
  3. その後、洗濯機で洗い、すすぎを2回以上行います。

タオルには蓄積汚れがこんなに!

実際にスタッフが使っている、洗濯した後のタオルをつけ置き洗いしてみました。すると、蓄積汚れがごっそり!色も肌触りもまるで別物の様な洗い上がりになりました。
タオルの洗い方のコツも詳しく解説しているので、ご覧ください!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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