「Yシャツ」の“黄ばみや加齢臭”をごっそり落とす洗濯術。「洗剤選びが大切なんだ…」「もう悩まない!」

家のこと

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2024.12.10

4児の母で洗濯研究家の平島利恵です。Yシャツの黄ばみや黒ずみ、そして衣類に染みついた加齢臭。これらの汚れやニオイに悩まされていませんか? その原因は、衣類に付着した「皮脂汚れ」。皮脂汚れは、汗や皮膚から出る脂分が繊維に染み込み、時間が経つと酸化して黄ばみや黒ずみ、さらに嫌な臭いへと変化します。 加齢臭そのものを抑えるための生活習慣の改善には時間がかかりますよね。でも、衣類に染み付いたニオイをリセットするのは、明日からでも洗濯の見直しで簡単に始められます。清潔で快適な衣類を保つために、正しい洗濯方法を取り入れてみませんか?

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「Yシャツ汚れ」の特徴

Yシャツの汚れ出典:stock.adobe.com

普段の洗濯だけでは落としにくい

Yシャツは生地が固く、皮膚との摩擦が起きやすいため、皮脂汚れがつきやすく落ちにくい衣類です。

黄ばみから黒ずみへ

洗濯で落とし切れなかった汚れが酸化すると黄ばみになります。更にホコリなどと結びつくことで、頑固な黒ずみに。

皮脂汚れをしっかりと落とすには、汚れの性質に合った洗剤選びと、効果的な洗濯が欠かせません。適切なケアを行うことで、衣類を清潔で快適な状態に保つことができます。

黒ずみ・加齢臭を落とす洗濯方法

1. お湯を使ったつけ置き洗い

お湯を使ったつけ置き洗い

40℃のお湯+皮脂汚れに高洗浄のアルカリ性粉末洗剤でつけ置き洗いし、固まった皮脂汚れを溶かし出します。

手順

  1. お湯にアルカリ性粉洗剤を溶かします。
  2. 衣類をしっかりと洗浄液につけ置きます。
  3. 1~2時間放置した後、すすぎを2回以上で洗濯機にかけます。

ポイント

  • つけ置き前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。
  • 色柄物は目立たない場所で色落ちのテストを行いましょう。

2. 部分汚れには洗剤を塗布

汚れには洗剤を塗布

特に気になる襟や袖口の汚れには、固形石鹸や液体洗剤を使いましょう。洗剤を塗布したら柔らかいブラシでトントンと叩き、洗剤を繊維の奥に染み込ませます。ゴシゴシこすると生地を傷める恐れがあるので注意。

3. すすぎは必ず2回以上

洗濯する女性出典:stock.adobe.com

汚れや臭い落ちを左右するのがすすぎの回数です。つけ置きで衣類から浮き上がらせた汚れを、しっかりすすぐことで、Yシャツが清潔に洗い上がります。

実際にYシャツをつけ置きすると……

一見綺麗に見えるYシャツをつけ置き洗いしてみると、蓄積汚れがごっそり!
定期的に汚れをリセットすることで、黄ばみや黒ずみだけでなく、全体的なくすみも予防でき、Yシャツを長く、気持ちよく着ることができます。

汚れ・ニオイを防ぐ日常ケア

Yシャツを干す女性出典:stock.adobe.com

1. 正しい洗濯方法

  • 着用後すぐに洗濯をする
  • 洗剤・柔軟剤の量は規定量を守る
  • すすぎは2回以上行う
  • 洗濯物を詰め込みすぎない(洗濯槽の7~8分目まで)
  • 洗濯槽を清潔に保つ

2. 生活習慣の見直し

  • 動物性脂肪の摂取を控え、抗酸化作用のある食品(柑橘類、豆類など)を取り入れる
  • 適度な運動や汗腺トレーニングで身体の代謝を改善する

Yシャツの黄ばみ・黒ずみ、そして加齢臭のニオイは、適切な洗濯方法と日常的なケアでしっかり防ぐことができます。今回ご紹介した「つけ置き洗い」や「すすぎの徹底」を取り入れることで、頑固な汚れやニオイもスッキリ解消。さらに、生活習慣の見直しを合わせれば、衣類も気分も一新できます。清潔で快適な衣類を身にまとい、自信を持って毎日を楽しんでください!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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