ここを忘れるとニオイの原因に!洗濯機の見落としポイント
「洗濯槽クリーナーをしているのに、洗濯物のニオイが消えない……」そんなときは、洗濯槽以外に汚れが残っている可能性があります。特に注意したいのは次の3つのポイントです。
- 洗剤や柔軟剤が残った投入口(ヌメリやカビの原因に)
- 糸くずフィルター(糸くずや洗剤カスで雑菌が繁殖しやすい)
- 洗濯槽に残る水分(湿気がこもり、雑菌やカビの原因に)
これらを定期的にお手入れすることで、洗濯物の仕上がりがぐっと変わりますよ。
具体的なお手入れ法
⒈ 投入口はヌメリ注意!月1回のリセット掃除
投入口は洗剤や柔軟剤が残りやすく、ヌメリや黒カビの温床になりがちです。まず取り外せるタイプならケースごと外し、外せない場合は布で丁寧に拭き取りましょう。
取り外したケースは40度程度のぬるま湯を流しながら、歯ブラシなどを使うと汚れが落ちやすくなります。最後にしっかり乾かしてから元に戻せば完了です。
⒉ フィルターは毎回チェック!雑菌をためない習慣
糸くずや洗剤カスを放置すると排水不良や悪臭の原因になります。フィルターを外したら、まず中のゴミを取り除きます。
その後、ぬるま湯を流しながら古歯ブラシでこすり、汚れがひどい場合は中性洗剤(ウタマロクリーナーなど)を使って丸洗いしましょう。きれいになったら、十分に乾かしてから元に取り付けます。
※同じメーカーの商品でも液性や使用方法が違なるケースがあります。必ず商品説明書をご確認の上、正しくご使用ください。
⒊ 湿気こそカビの温床!洗濯後の乾燥対策
湿気を残すと雑菌やカビが繁殖します。縦型洗濯機の場合は、使用後にフタを開けて自然乾燥させるか、「槽乾燥」モードを活用すると効果的です。一方、ドラム式洗濯機は安全のためドアは閉めたままにし、そのうえで「槽乾燥」モードや「自動お手入れコース」を利用するのがおすすめです。
実践前にチェック!安全に掃除するための注意点
※50℃以上のお湯はプラスチック部品の変形につながる恐れがあるため、目安は40℃程度のぬるま湯としてください。
※洗濯機の手入れ方法や推奨頻度は機種によって異なります。必ず取扱説明書をご確認ください。
※乾燥機能や槽乾燥機能の使用についても機種により仕様が異なります。
・縦型洗濯機:乾燥中は高温のためフタを開けられません。自然乾燥時のみ開けてください。
・ドラム式洗濯機:乾燥方式(ヒートポンプ式/ヒーター式など)により、乾燥中にドアを開けられるかは異なります。
小さなお手入れで“ニオイ知らず”の洗濯ライフへ
洗濯物のイヤなニオイは、洗濯槽だけでなく「投入口」「糸くずフィルター」「湿気」といった見落としがちな部分から発生することがあります。ちょっとしたお手入れを取り入れるだけで、洗濯物がすっきり爽やかに仕上がります。今日からの洗濯で、ぜひ実践してみてください。