開封後「2~3日」で飲み切って
牛乳パックには賞味期限が書いてありますが、これは未開封の場合です。開封した瞬間に劣化が進むため、封を開けたら2~3日を目安に飲み切りましょう。
〈開封後の牛乳が腐敗するまでの目安〉
・4℃:約7日
・7℃:約4日
・10℃:約2日
このように、温度によって牛乳が腐敗するまでの目安は異なります。しかし、一般的な家庭用冷蔵庫の温度が3~6℃ということを考えると、できるだけ早めに飲み切るほうが安心です。
牛乳に菌が繁殖する「NG行為」
できるだけ牛乳が傷まないよう、「避けるべきこと」を3つご紹介します。身に覚えのある方は、ぜひ行動を見直してみましょう。
NGその1.常温のまま置いておく
買ってきた牛乳をテーブルに置いたままにしたり、コップについでそのまま放置したりした経験はありませんか? 牛乳は菌が繁殖しやすいため、「少しの時間だから大丈夫」と油断してはいけません。
冷蔵庫の出し入れは素早く行って、できるだけ常温に置く時間を減らしましょう。
NGその2.とりあえず1Lを買う
パックに入った牛乳は1Lサイズが一般的ですが、飲み切れずに残してしまうくらいなら、小さめのパックを選ぶ方がムダになりません。
消費ペースはライフスタイルや家族の人数によって、それぞれ異なります。開封後2~3日で飲み切れる量の牛乳を購入して、菌のリスクと余計な出費を減らしましょう。
NGその3.牛乳パックから直飲みする
忙しい朝、ついパックに直接口をつけて飲んでいませんか? じつはこれ、牛乳の中に菌が入る恐れがあるNG行為です。口の中にいる常在菌が牛乳の中に入り込むと、傷むスピードが加速してしまいます。
「自分しか飲まないから」と直飲みするのは避け、飲む分だけをコップに注いでください。
開封後は「日持ちしない」と覚えて
牛乳は、きちんと冷蔵保存していても傷みやすい食品です。菌が繁殖する行為は絶対に避け、開封後は早めに飲み切ることを意識しましょう。