傘の水はじきが弱くなった……

普段使っている傘の水はじきが弱くなったと感じることはありませんか? じつは傘の表面の撥水コーティングは長く続くものではなく、使用しているうちにだんだんと劣化してしまいます。
傘の表面に雨粒が残りやすくなると、たたむときに衣服や荷物が濡れやすくなり、使い勝手が悪くなってしまいますよね。とはいえ、傘自体はまだ使えるため、わざわざ買い替えるのはもったいないもの。そこで調べてみたところ、傘の撥水機能を簡単に復活させる方法を見つけたので、実際に試してみました。
傘の撥水機能を復活させる方法
ドライヤーの温風(低温~中温)を当てる

経年劣化により弱まった傘の撥水機能は、ドライヤーの温風を当てることで回復することがあります。傘の撥水加工にはフッ素系の樹脂が使われていることが多く、長く使ううちに摩擦の影響で分子の並びが乱れ、水をはじきにくくなります。軽く熱を加えることで、乱れたフッ素樹脂が再び元の状態へ戻り、撥水性がある程度復活するのだそう。
傘の表面の汚れなどを拭き取り、乾いた状態にして安定した場所に置きます。ドライヤーの温度は、低温~中温に設定しましょう。傘の表面生地から20~30cmほど離し、同じ場所に熱が集中しないよう動かしながら、全体に短時間温風を当ててください。
※ビニール傘にはこの方法を使わないでください。熱による変形・変性・破損の原因となります。
実際に試してみると……
実際に数年使い続けた傘で試してみたところ、処理後は水滴が生地の上で転がりやすくなり、水はけがよくなったように感じました。
温風を当てる前

温風を当てる前の傘の様子。表面に細かな水滴が広がるように付着し、生地全体がしっとりと濡れて、自然乾燥ではなかなか乾きません。
温風を当てた後

温風を当てた後。水滴が丸い粒になって表面に留まり、傘を軽く傾けるだけでコロコロと転がりやすくなりました。生地全体に水が広がりにくくなり、水はけがよくなったように感じます。
特別な道具を用意する必要がなく、身近にあるドライヤーだけで試せるのは便利ですよね。作業自体も数分ほどで終わるため、自宅でできるメンテナンスとして試してみる価値のある方法だと思います。
効果が得られないときは、撥水スプレーで再加工する方法も検討するとよいでしょう。お手持ちの傘の状態に合わせてお手入れ方法を選んでみてくださいね。
注意点
※記事の内容は個人の体験に基づくものです。
※この方法で改善が見込めるのは、生地の傷みが少なく、傘の撥水加工が残っている場合です。生地がすでに傷んでいて、撥水コーティングが大きく劣化したり剝がれたりしている場合は効果が得られない可能性があるため注意しましょう。
