【国際薬膳師が監修】お手軽!“薬膳ベジー鍋”「キャベツ編」

料理・グルメ

 【国際薬膳師が監修】お手軽!“薬膳ベジー鍋”「キャベツ編」

2019.01.26

アツアツのお鍋は冬の定番。そんないつものお鍋に「医食同源」の薬膳の知識を取り入れて、美容と健康をサポートしちゃいましょう。「薬膳というと、特別な食材を使うイメージがありますが、じつは、おなじみの食材にもひとつひとつカラダに働く作用があります。それを理解して組み合わせれば、自宅でも簡単に薬膳効果を得ることができるんですよ」と語るのは国際薬膳師の岡尾知子さん。スーパーで買える身近な食材を使った、お手軽な薬膳鍋を教えて頂きました!

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【薬膳野菜】キャベツ

胃腸の働きを助けるキャベツ。食べものの栄養をカラダのすみずみに届ける力を強化し、疲れを癒やしてくれます。

「即席ロールキャベツと 山いもだんごのゆずこしょう鍋」キャベツ×豚バラ肉×山芋

薬膳では、五臓の「腎」が衰えることで老化が進むと考えます。山いもは別名「山薬(さんやく)」と呼ばれ、腎を強化するパワフルな食材。乾燥を防ぐ豚肉を加えれば、美肌効果も。香り豊かなゆずが、補った気を巡らせてくれます。

滋養食材の山いもで若さを底上げ。山いもだんごの、もちもち食感が楽しい!

【材料】(2人分)
キャベツ…10~12枚
豚バラ薄切り肉…12枚
山いも(できれば大和いもや自然薯)…200g
A
  水…3カップ
  めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ3
ゆずこしょう…小さじ1/2~1

【作り方】
①キャベツは芯を取り除いて豚肉の幅に合わせて切る。キャベツで豚肉をはさむように、キャベツ、豚肉、キャベツの順に重ね、端から巻いて巻き終わりをつまようじで留める。
②山いもはすりおろす。
③鍋にをA入れて中火で熱し、煮立ったら①を加えて5分煮る。②の山いもは大さじ1ほどをスプーンですくい、へらなどを使って煮汁に落とし、固まるまで動かさずに煮る。仕上げにゆずこしょうを加えてよく溶かし、1~2分煮て味をなじませる。

「焼きキャベツと鶏手羽のトマト鍋」キャベツ×鶏手羽元×じゃがいも

薬膳では、エネルギーのもとである「気」が病気からカラダを守ると考えます。キャベツ、鶏肉、じゃがいもには、その気を補う力が。胃腸の働きを助けるトマトを合わせ、洋風鍋に。

【材料】(3~4人分)
キャベツ…1/2個
鶏手羽元…8本
じゃがいも…2個
A
  トマトジュース(食塩不使用)…2と1/2カップ
  水…1と1/2カップ
  コンソメスープの素…大さじ1/2
塩…小さじ1
オリーブオイル、塩、こしょう

【作り方】
①キャベツは6~8等分のくし形に切る。じゃがいもは4等分に切る。
②鍋にAと鶏手羽元、じゃがいもを入れて中火で熱し、煮立ったら弱めの中火にして、じゃがいもがやわらかくなるまで12~15分煮る。
③フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、キャベツを加え少し焼き色がつくまで焼き、②に加える。塩、こしょう各少々で味を調え、キャベツをなじませながら2~3分煮る。

薬膳効果のある野菜を中心に3つの食材を組み合わせた、カンタン台所漢方。スーパーで手に入る食材ばかりなので、ぜひ作ってみて♪

【教えてくれたのは】
岡央知子(おかお ともこ)さん
薬膳料理研究家。国際薬膳師。中国医学に基づく薬膳や漢方を学び、食べることで美容と健康を底上げする知恵を普及啓発している。HP「薬膳ノート」「ロータス薬膳教室」を主宰。

レシピ製作・調理/荒井直子 撮影/安井真喜子 スタイリング/伊藤美枝子 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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