小学校低学年の子供は宿題をすぐに済ませるのが苦手
宿題を嫌いな子、時間をかけてダラダラとする子、または1つのことを集中してできない子は、ママもイライラがたまってしまいますね。でも、よく考えてみてください。小学校に入ったばかりだと、子どもは宿題をする習慣がまだついていないため、慣れるまでは時間がかかってしまうのは、当たり前なんですよね。
そこを理解しながら、なるべく子どもにやる気をもって、ササッと宿題などのタスクを終わらせるための方法をご紹介します。それは、娘が通っていたメキシコの幼稚園の園長から教えてもらった「3色シールご褒美システム」を使った方法なのです。
簡単にできる「3色シールご褒美システム」とは?
まずは、シールの色と評価を決めましょう。例えば、銀色は良くできた・緑色はまあまあ良くできた・青色はあまりよくできなかったなどです。そして、一番評価のいいシールをいくつもらえたらご褒美がもらえるかも、子どもにしっかり伝えておきましょう。
用意するもの:3色の星形のシール(好きなシールでOK)、ノート
①ノートに曜日とタスクが書き込める表を作る
②毎日その日のタスクを書きだす
③子どものタスクが全て終わったら、ママは色別のシールをはっていく
④子どもがゴールを達成(一番評価の良いシールの数をクリアしたら)したらご褒美をあげる
シールの色を選ぶ基準は、タスクを仕上げたスピードや集中力で判断しましょう。
ご褒美は「もの」ではなく「時間」や「体験」がベスト
ご褒美は、おもちゃやお菓子などではなく、子どもが好きなことをあげるようにしましょう。例えば公園に連れて行ってあげる、遊び時間を普段より30分増やすなどです。その日の子どもの希望を聞いてもいいでしょう。予定があえば、友人の子どもと公園に行くこともあります。
子どもにご褒美をあげることには、さまざまな意見があります。しかし、大人が仕事をして給料をもらうように、子どもだって頑張ったら嬉しいことが起きると習うのは大切なことではないかと思います。
続ければやる気と集中力がつくようになる
このシステムを教えてくれたのは、娘が通うメキシコの幼稚園の園長です。幼稚園の年長から毎日宿題がありましたが、ずっと座っていられなかったり、遊ぶことしか興味がなかったので、宿題だけでなく1つのことを終わらせるのにかなりの時間がかかっていました。
しかし、幼稚園の園長先生から教えてもらったこの方法を試してみたら、少しずつではありますが、彼女に変化が見られるようになりました。
そうして、公園好きの娘は、公園に行きたいがために嫌な宿題や他のタスクをなるべく早くに終わらせようと、少しずつ物事に集中して取り組みようになりました。
この方法はスタンダートでありながら、子供の心をしっかりとつかみ、子どものやる気や集中力をアップするのに効果的です。そして、シールを使ったご褒美システムはとても簡単にできて、見た目もかわいいのがいいですよね。
子どものやる気や集中力がなくて困っているママは、ぜひ試してみてください。
文/Yu Larraz
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