【洗濯王子が伝授】ベストな「部屋干し」の最終回答!洗濯物が早く乾く3つの条件!

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2019.06.08

天気予報が雨続きだと、困るのが洗濯物。
いざ部屋で干したとしても、なかなか乾かなかったり、イヤなニオイが残ってしまうことも。
梅雨のお洗濯、どうしたらいいの?のお悩みに、“洗濯王子”こと、洗濯家・中村祐一さんがコツを教えてくれました。

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「温度」「湿度」「空気の流れ」をコントロールできるスペースを見つけよう!

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雨が続くと増えるのが、洗濯にまつわる悩みごと。毎日溜まっていく洗濯ものを、いつ洗って、どこで乾かしたらいいのか、迷う日々が続きます。

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目で、テレビや雑誌、書籍などで家庭で実践しやすい洗濯法を伝えている“洗濯王子”こと中村祐一さんがおすすめするのは、「部屋干し」。中村さん自身、じつは一年中、部屋で洗濯物を乾かしているといいます。

「外干しにもデメリットがあると思うんです。紫外線で服が焼けて色が変わってしまったり、花粉やPM2.5や排気ガスなど外の汚れがつくこともある。また、天気や時間に左右されると、洗濯自体がおっくうになってしまいますよね。
だから僕は、1年中、部屋干しにしています。一年中、いつでも同じ条件で乾かせることで、洗濯が楽になると思うんです」

中村さんいわく、洗濯物を部屋干しするためにまず大切なのが、“条件”が揃っているスペースを見つけること。

「洗濯物が乾きやすい条件は3つあります。
まずは、“温度”。室温は高ければ高いほど、洗濯物は乾きやすくなります。
次に、“湿度”。湿度は低ければ低いほどいいです。
そして最後が、“空気の流れ”。空気が循環している、動いている状態であるほど、洗濯物はよく乾きます。

すべての項目が揃っている必要はなく、どれかひとつでもコントロールできる場所ならOK。まずは家のなかで、どこがもっともいい環境かを探してみましょう」

コスパがいいのは、“空気の流れを作る”こと!

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「温度」「湿度」「空気の流れ」の3つの条件をコントロールすることが、洗濯物が早く乾くコツだと中村さんは話します。リビングでエアコンをつけたり、浴室で浴室乾燥機能を使って温度を上げてもよし、除湿機を使って湿度を下げてもよし。コスパ的におすすめなのが、「空気の流れを作ること」。

「そもそも洗濯物がなかなか乾かないのはどうしてかというと、洗濯物のまわりの空気が、これ以上水分を持てない状態になっているからなんです。だから、新しい空気を入れることで、洗濯物は乾きやすくなる。リビングでエアコンを点けておくよりも、コスパがいいのでおすすめです」

中村さん自身も、長年浴室で洗濯物を乾かしていたのだそう。

「浴室には換気扇があるから、新しい空気が入りやすい環境なんです。そのうえで、扇風機やサーキュレーターを使って、浴室内で空気が循環するようにしていました」

扇風機やサーキュレーターを使うときは、
①洗濯物に直接、風を当てる
②浴室の入り口付近において、新鮮な空気が入りやすくする

ようにするといいとのこと。

「洗濯物に風が当たると、物理的に水分が飛ぶので乾きやすくなります。洗濯物の水分は、重力で下へ下へと降りてくるので、水分が溜まりやすい洗濯物の“下”の部分に当たるように、首振りに設定して回すといいですよ。さらに扇風機やサーキュレーターを浴室の入り口付近に置くと、新鮮な空気が入りやすくなって効果的です」(中村さん)

教えてくれたのは、洗濯家・中村祐一さん

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1984年3月1日生まれ。
長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。「洗濯でセカイを変える」という信念のもと、日本中の家庭に洗濯を伝え続ける、日本を代表する洗濯家。多くの人がイメージし日々行っている洗濯は「洗濯風」だと説き、家庭における「洗濯」という文化の再定義に取り組む。これまでにのべ3000人を超える人々、芸能人、一部上場企業などへも洗濯に関するアドバイスを行う。
2014年には、洗濯教室を開催するための「センタクスタジオ」を、2018年には洗濯しやすい導線を追求した洗濯が主役の家「センタクアトリエ」を開設。2019年には、着る人、洗う人の個性にあわせて、さまざまな洗濯がデザインできるようなオリジナル洗剤を開発・販売。

梅雨どきでも、そうでないときも、部屋干しの最適スペースが見つかると、洗濯のストレスが少なくなりそう! あなたの家の“ベストポジション”はどこか、ぜひ探してみましょう!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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