安いパスタを50gずつ用意して実験スタート
安いパスタは、フライパンに少量の水で、ほぼ蒸すような状態で加熱すると、ソースが絡みやすくなるそう。
つまり、ソースが絡みやすい高級パスタのように仕上がるとのことなので、普通に茹でるのと蒸し茹でにするのと、2つの方法を試してみました。
フライパン蒸しの方は、水の量はパスタ100gに対して水400ccを基本に、使用するパスタの量やフライパンの大きさによって加減してください。加熱終わりに水けがほぼなくなるような状態が理想。フライパンでの調理中は焦がさないように、注意しながら行いましょう。
茹で上がり!蒸しあがり!違いは?
加熱し終わったパスタにそれぞれトマトソースを絡めて重さを測ってみると、鍋茹でが3本で5g。フライパン蒸しが同じく3本で6g。1gの差ですが、フライパン蒸しの方が、付着したソースの量が多いということがわかりました。
これはつまり、ソースがよく絡む「高級パスタ」に近づいたということでしょうか。
味も水っぽさがなく、規定の時間しっかり茹でてもアルデンテで、いつもより美味しくなっていました。
ちょっとしたことですが、パスタの茹で方だけでも差がつくものですね。
なぜ蒸した方が絡みやすくなるのかというと、お湯たっぷりで普通に茹でる場合、パスタのデンプンがお湯の中へ流れ出るため、表面のぺたぺたした感じが少なくなり、ソースを絡める力が弱くなるのです。蒸すようにして加熱すると、失われるデンプンが減るので、ソースに絡まりやすくなるというわけですね。
ちょっと残念なパスタを買ってしまった場合など、こんな方法で食感をアップさせるのもひとつの手ですね。
文/Chaperon
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。