【子どもの熱中症対策】「全身が熱い」は要注意!小児科医に聞いた‟手作りイオン水”の作り方

心と体

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 【子どもの熱中症対策】「全身が熱い」は要注意!小児科医に聞いた‟手作りイオン水”の作り方

2019.07.16

梅雨があけると、いよいよ夏本番がスタート!
気温や湿度がぐっと上がるこの時期に、気をつけたいのが「熱中症」です。
とくに、最近では、子どもが熱中症になることも多く、注意が必要です。
そこで小児科医の先生に、子どもの熱中症の症状と予防法について聞きました。

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子どもは熱中症になりやすいので要注意!

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気温や湿度、不快指数が上がっていくと、心配なのが熱中症。

「とくに、体内の水分量の割合が多く、水の出入りが多い子どもは、気温の上昇による影響を受けやすく、脱水症や熱中症になりやすいので注意が必要です」

そう話すのは、東京都文京区湯島にある小児科・内科『大塚診療所』の大塚宜一院長。地元幼稚園の園医も務める小児科医です。

熱中症とは、蒸し暑い環境のなかで体温のコントロールができなくなる状態のこと。体温のコントロールが正常でなくなることで、体がほてってだるい、頭痛がする、体が熱いのに汗が出ないなど、さまざまな症状があらわれます。

「インフルエンザや風邪の場合、発熱して体温が上がるときに、手足が冷たくて寒気がするという症状があらわれます。
一方、熱中症の場合は、全身まんべんなく熱くなるのが特徴。とにかく全身が熱い、というときは要注意です。夏場に1日外出していて、夜になって熱が出た。風邪かなと思ったけれども様子がおかしい、といって来院され、熱中症だったというケースがよくあります」(大塚先生)

“手作りイオン水”を持ち歩いて、熱中症を予防しよう!

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では、熱中症を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか? 大塚先生は、「こまめな水分補給が大切」と話します。

「夏に外出するときは、水筒を持ち歩くようにするといいですね。いつもの1.5倍の量を目安に、こまめに摂取しましょう。3〜4時間に一度のペースでトイレに行っているようなら、体内の水分が足りているということです。
水や麦茶もありますが、熱中症対策には、電解質が入ったイオン飲料がおすすめです。アクエリアスやポカリスエット、OS-1など、市販のイオン飲料を飲みましょう。最近、熱中症には塩分が大切とよく耳にすると思うのですが、体の細胞のエネルギー源となる糖分も同じくらい重要なんですよ」

また、家庭で手軽に作れる“手作りイオン水”にも、市販のイオン飲料と同じ効果があるとのこと。大塚先生が教えてくれたレシピは以下の通り。

■手作り“イオン水”の作り方
【材料】
水 :コップ1杯
砂糖:小さじ1
塩 :耳かき1杯

【作り方】
材料をすべて混ぜ合わせる。

大塚先生によると、もっとも熱中症に注意すべき時間帯は、太陽が高くなる正午前後とのこと。夏休みなど、子どもといっしょに日中外出するときは、“手作りイオン水”を水筒に入れておくと安心できそうですね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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