「備後府中焼き」はカリカリの食感が魅力
焼き上がった「府中焼き」がふるまわれました。
一口食べてみると、生地のパリパリッとした歯ごたえと、香ばしい風味が広がります。キャベツは鉄板の熱で蒸され、みずみずしくやわらか。おたふくソースとカープソースを独自にブレンドしたオリジナルソースとの相性も良く、豊かな甘みを感じます。麺のボリュームも、十分な満足感。
あっさりと軽いテイストで、店長の「女性でもペロッと1枚いけちゃうでしょう」という言葉にも納得です。
「府中焼き」のルーツ
「府中まちなか繁盛隊」高橋会長が、「府中焼き」の歴史について語ってくれました。
「もともとは、働くお母さんが子供のおやつとして作っていたお好み焼きが「府中焼き」のルーツ。その時代は、牛ミンチ肉ではなく安価なちくわを使っていました。
ある日、市内のとある飲食店が牛ミンチ肉を入れて提供したところ、これが大変評判が良く、一気に市内に広まりました。それが現在の「府中焼き」として、脈々と受け継がれているのです」。
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