【歯科医に教わる】子どもに「よく噛んで!」と言うけれど…どうしてなのか知ってる?

家族・人間関係

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2019.11.06

食事時、子どもに「よく噛んで食べなさい!」ということはありませんか?
学校の給食では、おかわりをしたいがために、急いで食べる子や、遊びに出たい、当番があるなど早食いをしたくなる場面がありますよね。

また大人も、仕事に追われて食べながら仕事する、またはさっさとご飯を食べ終わらせて仕事に戻る人がいます。

「何でよく噛まなきゃいけないのか?」。その理由が分かれば、早食いをやめようとするかもしれません。実際に、「よく噛む」とどんなメリットがあるのでしょうか? 歯科医師の大原先生に伺ってみました。

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「よく噛む」を習慣に!

出典:www.photo-ac.com

「よく噛む」というより、「正しく噛む習慣を身につける」ということが大切です。
正しく噛む習慣を身につけるかどうかで、歯並びが良いタイプと、悪いくなりやすいタイプに分かれるからです。

歯並びが良いタイプ:顎(あご)を横に動かしてすりつぶして食事をする。
歯並びの悪くなりやすいタイプ:顎を上下に動かすだけで食事をする。

「顎を横に動かしてながら、すりつぶして食事をする」
この顎の動きは、奥歯で食塊(しょっかい:かたまりの食物)をすりつぶすように噛むため、奥歯が立ち上がり、歯並びが広くなって良い噛み合わせを作ります。

「顎を上下に動かすだけで食事をする」
この顎の動きは、顎を上下に動かすだけなため、正しく噛むことができず、奥歯が内側に向かって生えてきます。ひどくなると、顎に永久歯が並ぶスペースが充分にできず、乱ぐい歯(ガタガタな歯並び)になってしまいます。

だからこそ、永久歯が生えてくる時期に正しく噛む習慣を身につけることがとても大切なのです。

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