海に家が浮かんでる⁉「伊根の舟屋」に行ってきた!どこか懐かしくて心動かされる町の【ぶらり旅ガイド】

カルチャー

 海に家が浮かんでる⁉「伊根の舟屋」に行ってきた!どこか懐かしくて心動かされる町の【ぶらり旅ガイド】

2019.12.21

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舟屋巡りはまだまだ続く…

かっぱえびせんに群がる鳥たち。餌付けのワンシーンですが、なぜかかもめが写っていない…

左がこのエリアで最古の舟屋で、江戸期のもの。よくぞ、残ってくれました

続いて船は、伊根湾の出入り口にある青島の脇を滑るように走ります。無人島で今でも原生林が残っている、極力人の手を入れない島だとか。古来より”神が宿る島””聖なる島”とされていて、信仰の対象にもなってきたそう。雄大な島を間近に思わず合掌。船は少し速度を落とし、船長さんがおもむろに小さなビニール袋を渡してきました。見るとなかにはかっぱえびせん。「空に向かって投げて!」はい、投げます。「あっ、かもめ!」。2羽のかもめがキャッチしました。えびせんをひたすら投げ続けます。すると、あれよあれよという間に数十羽に…。なかにはトンビ(?)もいてとにかく大騒ぎ!投げるほどに増えるので、最後はちょっと怖いくらいでした(苦笑)。ひとしきり餌付けが終わった後、間髪入れずに船長さんの”かもめの見分け方講座”が。長年、船上から数種のかもめを見てきた船長さん、独自の見分け方を知ったのだと胸を張ります。かもめの写真を入れたクリアファイルまで用意して、アツく解説してくれました。再び、舟屋群に近づき周遊ガイドは続きます。そういえばこの船長さんのガイド、クリアファイルに入れたお手製の資料が他にもたくさんあって、とってもわかりやすかったなぁ。ドローンで空撮した舟屋群の写真も見せてくれたんですが、これは新聞の切り抜きなんだって。お客さんを喜ばせるためにプログラムが綿密に練られていて、タイミングよく、わかりやすく、楽しくガイドをしてくれますよ。

周遊ガイドはだいたい30分ほど。舟屋巡り以外にもマグロの水揚げに遭遇したり、船長さんの実家の舟屋を見たりと盛りだくさん。「見て」「学んで」「(餌付けの)アトラクション」もあってと、楽しくて笑顔の絶えないショートトリップでした。また、乗りたいなぁ。

亀島丸 伊根町字亀島822番地
0772-32-0585 大人1人¥1,000

亀島丸のホームページはこちら

おみやげも手抜かりなく!歴史ある「向井酒造」で赤い色のお酒を買おう

向井酒造の外観。映画のワンシーンに出てきそうな重厚感と風情が

外壁が板張りが見るからに歴史を感じる酒蔵「向井酒造」。創業は1754年で、ナント260年以上も続いています。蔵のすぐ裏が海と、国内でも稀な立地の酒蔵であることでも知られています。社氏さんが女性なのも特徴かな。代表的な銘柄は「京の春」。ですが、いま話題になっているのが赤いお酒!古代米である赤米を使っているので、見た目ワインのような日本酒に仕上がるとか。その名も「伊根満開」といいます。伺ったときにはもうなくて、残念ながら手に入らず…。ネットの記事によれば、見た目に違わずフルーティな味わいらしい。もしタイミングがあえば、ぜひともゲットしてほしいです。私たちはその代わりに、「京の春」純米生原酒のにごり酒を。口に含むと弱い炭酸感があり、まろやかな旨味のあるしっかりした1本でした。一緒に天橋立名物・竹中缶詰さんのオイルサーディンも買いましたよ~。

向井酒造 伊根町平田67
0772-32-0003 営業時間9:00〜17:00 バス停伊根から徒歩3分

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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