自己肯定感の低い人は、たいてい身なりに無頓着
自己肯定感は、高めようとして高まるものではありません。むしろ、自己肯定感を高めようと思うと、かえって「わたしの自己肯定感は低いんだ......」と確認することになってしまいます。そんな確認作業をわざわざするなんて、バカバカしいですよね。
そこでぜひ、外見や姿勢といった部分から変えていくことをやってみてください。
たとえば、自己肯定感が低い人は、たいてい身なりに無頓着なものです。「靴下に穴が空いていても別にいいや」「靴が汚れていても関係ない」「安いシャツを着ていても中身とは関係ない」と思っているのです。
でも、たとえいまの自分には不相応に感じたとしても、きちんとした服を着ることはとても大切なこと。たとえば、いつものパーカーをブランドものに変えてみて、「流行りのブランドものを着ている自分」というものを、まず認識することが必要なのです。
すると、やがてまわりからも大事に扱われるようになります。なぜなら理由は単純で、まわりはあなたの「見た目」しかわからないからです。お店に入っても、それなりの扱いをされるようになるでしょう。
「いまの自分はダメだ」と思っていながら自己肯定感を上げようとしても、つらいだけでさほど効果もありません。まず、着ている服を変えるといった、ささいな行動からはじめることがとても大切なのです。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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