守れなくても大丈夫! 「my献立ルール」は、迷う時間と面倒くささを減らしてくれる、ごはんしたくの味方

ライフスタイル

2020.02.12

帰りの電車の中で思わずため息が出てしまうことはありませんか? 「今日の夕飯、どうしよう」と。

かといって、毎日の献立を事前に決めておく時間もない。そんな人におすすめなのが「my献立ルール」です。これさえ決めておけば、迷う時間を最小限にすることができます。

まずは、自分の環境について考え、それからルールを決めていきましょう。

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曜日ごとの「my特性」を把握しておこう

はじめにするのは「my特性」を把握しておくことです。

働き方や家族での家事共有の有無、体力、子どもの人数などによって、献立も、料理に費やせる時間も変わってきます。でも、日々の献立に関係してくるのは、そうしたライフスタイルだけではありません。他にはない自分だけのこと。これを「my特性」とします。

my特性を考えるときにおすすめなのが、曜日ごとの自分の様子を思い浮かべることです。

たとえば、比較的大きなお子さんのいるママとして想像してみましょう。共働きで、帰宅するのは午後6時ごろ。買いものは週末にまとめてする。ついでに常備菜をたくさん作っておく。週末でリフレッシュできていて、週の頭は余裕がある。火曜日は子どもの塾があるから夜食が必要。金曜日、夫は会議で遅くなるので夕飯は不要。夫の休みは平日イレギュラーなので土日のお出かけはあまりなく、子どもたちと自分の昼食だけ用意すればいい。

これが、幼稚園児が1人いる専業主婦の方だったらどうでしょうか。買いものは子どもの幼稚園のお迎え後に行く。その日の気分で安いものやおいしそうなものを選ぶ。料理は好きなので子どもが幼稚園に行っている間に夕食の仕込みを終わらせておく。新しいレシピにもどんどん挑戦する。夫は土日休みなので、土日は朝のうちにお弁当を作っておき家族で出かける。

こんなふうに、ライフスタイルが違うと、「曜日ごとのmy特性」も大きく変わってきます。

my特性をルールに活かすためのポイント

my特性を把握したら、それをルールの基盤にしていきましょう。

たとえば、料理をする元気がある曜日・ない曜日はあるでしょうか? 買いものをしたあとにある程度まとまった調理の時間は取れますか? 作り置きは好きでしょうか、嫌いでしょうか。そもそも料理に求めるものによっても、献立の決め方は変わってきます。

料理が好きなら新しい料理にどんどん挑戦したくなるでしょうし、苦手だったら決まったレシピをくり返し作る方がかんたんなはずです。でも、料理が好きでも、赤ちゃんや小さな子どもがいるママだとまとまった料理時間は取れないかもしれません。

このように、曜日ごとに考えてみた「my特性」をもとに、自分の「どうしたい?」と、「どうすればラクになりそう?」について考えてみます。ある程度、思いつきがまとまったら、曜日ごとに箇条書きにして、冷蔵庫などに貼っておきましょう。

たとえばこのようなルールです。

●日曜日の買い出し後に、常備菜を5品以上作る
●火曜日のうちに、木曜~金曜まで日持ちする常備菜を作っておく
●水曜日の夕飯は、ひき肉を使った定番料理(麻婆豆腐、ガパオライス、タコライス、キーマカレーなど)をローテーションで回していく。
●金曜日の朝はお粥と湯豆腐、味噌汁の献立に固定する。
●土曜日の朝食は、パンまたはコーンフレークと野菜たっぷりのスープに固定する。主菜は玉子のおかず(目玉焼き、オムレツ、スクランブルエッグなど)をローテーション。

家事のルールはあなたを縛るためのものじゃない。

最後に、とても大切なことがあります。こうして作ったルールは、あなたを縛るためのものではありません。ルールに縛られて「これをしなきゃ」と負担に思わないでください。

家事のために作るルールは、あくまでも迷わないための「地図」です。何もないところからメニューを考えるよりも、この曜日はこんなふうに考えようという目印があれば、ずっとかんたんなはずです。

その日の気分や体調に合わせて、ルールはいくら破っても構いません。困ったときに見る。それだけでも、あなたの「ごはんしたく」時間はラクになるはずです。

曜日ごとの自分の様子を振り返ってみると、自分に合う「ごはんしたくルール」が見つかります。ルールを作れたら迷う時間はぐっと減ります。でも、縛られるために作るものではないので、困ったときに頼る「地図」という感覚で、気軽に作ってみてください。

文/三條凛花 http://365kaji.blog.jp/
整理収納アドバイザー。時間の使い方を整えることで家事や片づけがラクになる方法を提案している。著書に『時間が貯まる魔法の家事ノート』(扶桑社)など。

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