種まきリストは、頭の中にある「種」を植え付けていくリスト
生活や仕事をしていく上で、私たちの頭の中には、絶えずたくさんの「種」が生まれます。
ひらめきだったり、後でしなくてはいけないことだったり、やってみたいと思うワクワクするようなことだったり。これらは、頭の中にあるだけだとただの種です。いくら時間が経っても芽を出すことはありません。
こうしたたくさんの種に気づいて、紙に書き出し、実際に行動して芽吹かせ、育てていく。そのために作るリストが「種まきリスト」なのです。
用意するのは3つだけ。
まずは「種まきリスト」の材料をご紹介しましょう。用意するものは3つだけです。
まず、いつも使っている手帳やノート。毎日開くものを選びます。確認する頻度を上げるためです。せっかくToDoリストを作っても、目に触れなければ意味がありません。
次に付箋です。小さめで5色くらいあるものを選びましょう。最後に、筆記用具です。いつも使っているペンを用意します。
まずは付箋の色ごとに役割を決めよう
材料が揃ったら、最初にするのは付箋の役割決めです。数種類の色の付箋を用意したら、それぞれに「どんな行動なのか?」という役割を用意します。
たとえば、ここでは、「急いでやる大事なこと」「生活のこと」「仕事のこと」「買うもの」「考える・書く・作る」という役割を持たせました。
こうして色ごとに役割を作っておくと、目的のToDoを探しやすくなります。さらに、考えるときのヒントにもなるので、ToDoを思いつきやすくなります。
時間を決めて付箋に書き出そう
付箋の役割が決まったら、実際に、ToDoを書き出してみましょう。このときに大切なのが、時間を決めることです。3~5分程度の制限時間を決めて、タイマーをセットしてから始めましょう。
時間が決まっていないと「他にもやることがあるような気がする」といつまでも考えてしまいます。すると、ToDoを洗い出すだけでたくさんの時間がかかってしまい、本末転倒に。
手帳の最初のページに貼っておこう
書いた付箋は、手帳を開いてすぐのページに貼っておきましょう。貼り方は自分でわかりやすいように工夫します。
ここでは、付箋の役割ごとに振り分けてみました。
ToDoをこなせたら、一番最後のページに移そう
実際にToDoをこなせたら、付箋を移動させましょう。一番最初のページにあったものを、一番最後のページに貼り替えます。ここまでできたらToDo完了です。
そのまま処分してもいいのですが、こうしてある程度溜めておくことで「がんばった!」という達成感を目に見える形で残しておくことができます。
ある程度溜まったら、まとめて処分しよう
完了した種まきリストの付箋が溜まってきたら、まとめて処分します。手帳なら1ヵ月程度、ノートなら1冊使い切ったくらいを目安にします。
まとめて処分すると、自分のがんばりがよく見えて達成感があります。
種まきリストは、思いついたことを実行に移すために“種をまく”ToDoリストです。いつもの手帳とペンと付箋があればすぐに始められるので、ぜひやってみてください。
文/三條凛花 http://365kaji.blog.jp/
整理収納アドバイザー。時間の使い方を整えることで家事や片づけがラクになる方法を提案している。著書に『時間が貯まる魔法の家事ノート』(扶桑社)など。
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