家族で「将来のこと」を語り合うことが増えた
今回のコロナウイルスの世界的な流行が、さいとうさんの生活にどんな影響を与え、どんな変化をもたらしましたか?と伺ってみたところ、こんな回答をいただきました。「家族で、将来の世界の様子を想像して語り合う機会が増えたように思います。ドラえもんにハマっている子ども(小2男子)に、よく『ドラえもんはいつできるの?』と質問されているタイミングだったので、世界の常識が覆った今回の一件で、さまざまな(今はまだない)商品やサービスについて妄想しあいました。"必要は発明の母"で、妄想したうちのいくつかは実現されるかもしれない……と考えると、家族にとって医学や科学、ITを身近に感じる機会だったと感じています」(さいとうさん)。
「生活のベースは、家にある」
「今回、生活のベースは"家のなか"にあることを、あらためて実感しました」と話すさいとうさん。「『片づけ』を職業にしているライフオーガナイザーでありながら、現在は外出自粛要請を受けて、サポートを必要としている人のもとへ行けていないので……。収束後はこれまで以上に『家族みんなにとって安心で快適な住まいや暮らし」を手に入れたい人のサポートに努めたいと考えています」と話してくれました。
世界が初めて直面した危機を前に、自分に何ができるか・何をすべきかを考えることになった今回の出来事。私たちも"今の"自分たちにとっての心地よい暮らしとは何なのかを見つめ直す時なのかもしれません。
プロフィール:さいとうきいさん
ライフオーガナイザー、インタラクティブデザイナー。ニューヨーク、サンフランシスコ、ホーチミン(ベトナム)、横浜、東京などの、60m2以下の小さな部屋で暮らした経験を元に「スモールスペースを最大限に活用して、スッキリ片付いた暮らし」を提案しています。プライベートでは一児の母。
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