「糖質」とは何?
まずは「糖質」とは一体何なのでしょうか。「糖」だから砂糖や甘い物と思っていませんか?
糖質とは、炭水化物から食物繊維を差し引いたものをさします。
パンやご飯、麺類など主食と呼ばれるものには糖質がたくさん含まれています。
糖質は、体の中でエネルギーに変わりますが、使われずに余ると脂肪として蓄えられます。
糖質を含む三大栄養素の「タンパク質」「脂質」はエネルギーとして使われるほか、体の構造成分として使われるので、余った分がそのまま脂肪には繋がりませんが、糖質は最も肥満につながりやすい栄養素と言われています。ですので「糖質オフ」をすることでダイエットにつながると言われています。
しかし糖質オフの食材も間違った摂取方法ではダイエットに繋がらないので注意が必要です。
知っておきたい糖質の多い食材と太る仕組み
糖質の多い食材、少ない食材
では、糖質の多い食材をチェックしてみましょう。
主食といわれる、ごはんやパン、麺類、シリアルなどには糖質が多く含まれています。
また意外なものだと、清涼飲料水、野菜ジュース、根菜、イモ類にも多く含まれています。
さらに注意したいものとして、砂糖、みりん、ケチャップ、小麦粉などの調味料にも糖質は含まれています。
逆に糖質が少ない食材もチェックしてみましょう。
肉類、魚介類、卵、海藻、キノコ、種実類、豆腐、油揚げ、チーズ、生クリーム等は糖質が少ない食材です。
また、調味料の中でも良質な油脂やバター、マヨネーズは少ないです。
糖質の多い食事で太る理由
なぜ糖質の多い食材で太るのでしょうか?
それは、糖質を多く摂取することで血糖値が上がりインスリンがたくさん分泌されると、ブドウ糖を脂肪として蓄えたり、すでに蓄えられている脂肪の分解を抑制する働きがあるからです。
よって糖質を控えめにすることでインスリンの分泌を抑え、ブドウ糖が足りなくなり脂肪を分解するので痩せやすくなります。
糖質の少ない食材を使った食事と適度の運動で、エネルギーを消費して痩せやすい体質作りをすることがダイエットにも効果的と言えるのです。
「カロリーオフ」や食事の摂り方の注意点
「カロリーオフ」は「糖質オフ」ではない
糖質オフダイエット中に気を付けなければいけないのが「カロリーオフ」という言葉。
間違えやすいのが「カロリーオフ=糖質オフ」ではないということです。
カロリーとは熱量(エネルギー)のことで、生きていくためにはエネルギーが必要です。
このエネルギー量は人によって異なります。
「カロリーオフ」とうたった商品は、実は糖質が多いものがあるので注意が必要です。
カロリーを抑える貯めに油分を減らし味を濃くしたり、甘味を足して糖質が多く含まれることが多いのです。
例えばマヨネーズの場合、普通のものなら糖質はほぼゼロですが、カロリーハーフのものは糖質が含まれています。糖質オフのメニューにカロリーハーフのマヨネーズや糖質が多いケチャップなどの調味料をかけては、結局糖質を取ることになってしまうので要注意です!
食事の摂り方の注意点
ダイエット中だと「食事を抜く」など食事と食事の間の時間が空く場合があります。しかし、食事の間隔があきすぎると次の食事をした際に血糖値が上昇しやすくなるのでダイエットには悪影響です。
また、就寝前に糖質を控えて食事をしても、その後にエネルギーとして使われ難く身体に蓄積してしまうので注意が必要です。
食事間隔をあけすぎずに、糖質を控えた食事を適切な時間に摂ることがダイエットに効果的です。
いかがですか?
「糖質」のことをしっかりと理解しておかないと「糖質オフダイエット」を成功させるのは難しくなります。
食事の摂取方法や運動などにも気を付けることが「糖質オフダイエット」の秘訣です。糖質をしっかりと理解して無理のないダイエットを続けられるといいですね。
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