毎日同じような献立になってない?眠ったままの未挑戦レシピに、楽しく無理なく取り組める「レシピくじ」

料理・グルメ

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 毎日同じような献立になってない?眠ったままの未挑戦レシピに、楽しく無理なく取り組める「レシピくじ」

2020.07.06

毎日の食事、何にしようか頭を悩ませていませんか?
気付いたらいつも同じ味付け、メニューになりがち……そんな人にオススメなのは「レシピくじ」。

レシピくじは、新しく作ってみたい料理の情報をくじにしたものです。昔買ったレシピ本や、スマホにずっと眠っているレシピURLも活用可能。レシピくじを作っておくと無理なく新しい料理に挑戦できるのでおすすめです。教えてくれるのは、無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。

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レシピくじとは?

レシピくじは、その名の通り、「レシピのくじ」です。料理をつくるときにここから選んでメニューを決めるためのもの。

びんの中には紙が入っています。そこには、作ってみたいレシピの名前と、そのレシピをどこで見られるかが書かれている状態です。

このレシピくじは、献立決めの「迷わない」と「楽しさ」の両方を叶えてくれる魔法のアイテム。

毎日使ってもいいのですが、どちらかというといつも同じメニューで飽きてきたな…というときがおすすめのタイミングです。

新しいメニューを作りたい。でも、何をつくろう? と迷った経験はありませんか。そういうときにこのレシピくじを使うと、過去の自分が厳選しておいた「作ってみたいレシピ」を選ぶことができます。

ごはんしたくを楽しく続けていくために大切なのは「楽のバランス」です。「楽」という字は、二通りの読み方ができますよね。「らく」と「たのしい」。楽のバランスというのは、この2つのバランスということです。

「らく」のキーワードは固定化

「らく」は言い換えるとかんたんということです。迷わずに決まるというのがポイント。

たとえば、私は日々のごはんを固定化しています。朝食メニューは「パンと魚」「ごはんと魚」「パンとたまご」といったように、主食と主菜のざっくりしたヒントを決めてあります。さらにそれに合わせた献立のヒントもまとめて固定しています。

詳しくは、下記をチェックしてみてくださいね。
【2割献立で食事のしたくをラクに】時間のあるときに家事種まきを。

昼食メニューも同じように固定化したものを2週間分作っていて、飽きないしくみになっています。日によって予定が変わりやすい夕食メニューは、主菜だけを4週間分決めています。

このように、献立を固定化すると、メニューに悩まなくて済むのでとても「らく」です。献立を考える時間が減るだけでも、ごはんしたくの負担はずっと少なくなります。でも、それだけを続けていると、たまに物足りなくなることがあります。

「たのしい」のキーワードは挑戦

私たちは日々情報に触れています。SNSでおいしそうな料理の写真が流れてきたり、人気の料理家さんのレシピ本を見つけて買ったり、テレビでかんたんなレシピが紹介されていたりします。

そういうものを見ると「つくってみたい!」と思うことはありませんか。そうしてレシピをメモしておいたり、スマホに保存したりして、いつのまにかたくさんの「未挑戦レシピ」をお持ちの方も多いのでは。

こうした新しい料理に触れるのは「たのしい」ことです。
でも、同時にハードルが高くもありますよね。どんな材料を用意するのか確認して、場合によっては買いに行く。手慣れた料理ではないので、工程を1から確認する必要がある。

だから、料理が好きで慣れている人でなければ、毎日新しいメニューに挑戦するのはむずかしいのです。

そこで、基本的には献立を固定化しつつ、ちょっと物足りなくなってきたなあというときには「レシピくじ」を使って、未挑戦レシピの中から新しいものに挑戦すると、ごはんしたくが楽しくなります。

レシピくじの材料

レシピくじの材料は3つ。紙とペンと入れものです。

ここでは折り紙を使っているので、はさみも用意しています。もっと手軽につくるなら、小さめの付箋を使うのもいいでしょう。切る手間がなくなります。

色は何種類か用意するのがおすすめです。そうすれば、「メインおかずは赤」「サブおかずは緑」というような色分けができます。

すべて同じ色にしてしまうと「新しいメインおかずを作りたいのにお菓子のレシピを引いてしまった……」というようなことが起きます。

迷わず、選ぶのにも失敗しないためには、色分けが大切です。

レシピくじのつくりかた

それでは、レシピくじのつくりかたをご紹介しましょう。

つくりかたといってもかんたんで、紙の裏側にレシピ名とその情報がどこにあるかを記入するだけで終わりです。

たとえば、レシピ本の中にある料理だったら、レシピ本のタイトルと記載されているページを書きます。Evernoteのようなクラウドサービスを利用してレシピを保存しているならば、保存したときのタイトルなど検索しやすい情報を。

ネットの記事ならば、URLを書きます。一字一句もらさず書くのは大変なので、おすすめなのが、URLの一部だけを記入することです。サイト名と、URLの末尾にある番号。この2つをメモしておきましょう。

たとえばこのSaitaPULSの今お読みなっているこの記事のURLを見てみてください。URLの末尾に番号があるはずです。「https://saita-puls.com/◆」の◆となっている部分です。これがわかれば、自分でURLの◆部分を書き換えてすぐにアクセスできます。 

毎日のごはんしたくは「楽のバランス」が大事です。「たのしい」をかんたんに補うために、ぜひレシピくじを活用してみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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