扇風機で火災が起きる……!?
夏にたびたび起きる火災。コンロや火の不始末、最近ではモバイルバッテリーも危険と言われていますが、じつは扇風機も例外ではありません。実際に、扇風機による発火・火災も発生しています。
その原因が、古い扇風機の使用によるもの。長期間使った扇風機は、部品や配線の劣化によってスパークが発生して発火した事例があります。
10年ものの扇風機は要注意
発火リスクがある“古い”扇風機は、製造から「10年」が目安です。
ここで気を付けたいのが、「まだ動くから」「キレイだから」と自己判断で使い続けること。扇風機による発火原因のほとんどは、内部の部品。これらは目に見えないところでガタがくるため、いつの間にか劣化していることが多いんです。経年劣化による事故は、10、20、30年と年数が経つにつれて増加する傾向がありますので注意が必要です。
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扇風機の異変もくまなくチェックを
10年というのは、扇風機が寿命をむかえる目安のひとつです。使い方や環境によっては、もっと早く劣化が進むこともあります。
お使いの扇風機に次のような症状が見られたら、劣化のサイン。リスクを避けるためにも使用を中止して、新しいものへ買い替えを検討しましょう。
- 扇風機が臭う
- 電源をONにしても運転しない
- 羽根や本体に傷や割れがある
- 電源コードやプラグにあきらかな劣化がある
- 本体が熱を持っている
- 羽根のまわり方が遅くなった
このほかにも、扇風機として異常を感じたらすぐに使用を中断してください。
定期的に扇風機を点検しよう
扇風機は夏の必需品ですが、劣化による火災リスクを避けるためにも、こまめな点検は欠かせません。
10年以上前に製造された古い扇風機をお使いの方は、買い替えも視野に入れてメンテナンス・点検を行いましょう。自分と家族の安全を守るためにも、ぜひ今日から行動に移してみてくださいね。